オチはどのタイミングかを予告する
サイコロで決まるトーク順番。この不確定ななかですべらずにいるには? |
河本さんが一言「姉が○○なんです」と言ったときに、「ここがオチなんだ」と理解して笑う人もいれば、「おもろいけど、ここから更に話を膨らましていくのでは」と身を乗り出す人もいる可能性があります。まさか、たった一言で終わりだとは思わずに、続きを聞こうとしてしまうわけですね。
こんな風になってしまっては、せっかくのインパクトも台無しです。だから、河本さんはきちんと予防線を張っているんですね。破壊力バツグンのその一言を口にする前に、こう付け加えています。
「すごい短いんですけどね…」
そう、この一言があることによって、聞き手は「すぐにオチが来るんだ」と心の準備をすることができるわけですね。この予告がとても大切なんだと、私は思うのですよ。
笑いたくなる空気を大切にする
何が言いたいのかというと、聞き手も「面白かったら笑ってやろう」と、話し手に対して好意的な立場をとってくれていることが多いということです。だから、話し手としては「そろそろ笑うタイミングですよ~」という合図を送っておくと良いということです。ここまで単刀直入型をベースに話してきましたが、「笑うタイミングを伝える」のが大切ということは、ロングトーク型でも同じことが言えます。ロングトーク型の基本は、オチをじらして・じらして・じらして、最後のドカーンみたいな感じですよね。
では、それをどんな感じで伝えるのか?詳しくは次のページにて。