プレゼンテーション/プレゼンの事例・テンプレート

『すべらない話』で学ぶ、鉄板プレゼン術(2ページ目)

フジ系列で人気の「人志松本のすべらない話」。彼らはなぜ、すべらないのでしょうか?きっとそこには私たちも使えるノウハウがあるはず。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

オチはどのタイミングかを予告する

すべらない話
サイコロで決まるトーク順番。この不確定ななかですべらずにいるには?
こうした単刀直入型の場合は、少しケアが必要になってきます。ケアとはどういうことでしょうか? 河本さんのケースを題材にお話しましょう。

河本さんが一言「姉が○○なんです」と言ったときに、「ここがオチなんだ」と理解して笑う人もいれば、「おもろいけど、ここから更に話を膨らましていくのでは」と身を乗り出す人もいる可能性があります。まさか、たった一言で終わりだとは思わずに、続きを聞こうとしてしまうわけですね。

こんな風になってしまっては、せっかくのインパクトも台無しです。だから、河本さんはきちんと予防線を張っているんですね。破壊力バツグンのその一言を口にする前に、こう付け加えています。
「すごい短いんですけどね…」

そう、この一言があることによって、聞き手は「すぐにオチが来るんだ」と心の準備をすることができるわけですね。この予告がとても大切なんだと、私は思うのですよ。

笑いたくなる空気を大切にする

何が言いたいのかというと、聞き手も「面白かったら笑ってやろう」と、話し手に対して好意的な立場をとってくれていることが多いということです。だから、話し手としては「そろそろ笑うタイミングですよ~」という合図を送っておくと良いということです。

ここまで単刀直入型をベースに話してきましたが、「笑うタイミングを伝える」のが大切ということは、ロングトーク型でも同じことが言えます。ロングトーク型の基本は、オチをじらして・じらして・じらして、最後のドカーンみたいな感じですよね。

では、それをどんな感じで伝えるのか?詳しくは次のページにて。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます