日当り重視の日本人は南向きがお好き

マンション選びで多くの人が重視する住戸の向き。リビング・ダイニングの開口部がどちらの方角に面しているかは気になるところです。リクルートが行った「2007年首都圏新築マンション契約者動向調査」によれば、物件検討時に重視した項目として、価格、住戸の広さ、間取りプラン、通勤アクセスの良いエリア、ついで住戸の向きといった項目が挙げられています。調査数2763件のうち、実に60%以上もの人が住戸の向きを重視すると答えています。

■ 購入者意識(購入重視項目)
※2007年首都圏新築マンション契約者動向調査(リクルート調べ)
では、その住戸の向き、具体的にはどういった方角が人気なのでしょう。

一般に日本人は欧米人に比べて日当りを重視する傾向が強く、根強い南向き信仰が存在します。そのため、方角の希望も一番人気は南、ついで東、西、北という順番になっています。
参考までに、「2007年首都圏新築マンション契約者動向調査」の購入物件の住戸の向きを見ると2007年契約者全体では南が約37%、次いで約18%が南東、約17%が南西と、合計約72%が南向きの住戸を購入しています。

■ 購入物件の特徴(住戸の向き)
※2007年首都圏新築マンション契約者動向調査(リクルート調べ)

最近はシングルを中心に南向きにこだわらない層も

その一方で興味深いのが、ライフステージ別のデータです。シングル世帯、夫婦のみの世帯では、子どもありの世帯に比べ、南向きを重視する傾向は低くなります。つまりライフスタイル、ライフステージによっては南向きにこだわらない層も増えているということです。

■ 購入物件の特徴(住戸の向き)
※2007年首都圏新築マンション契約者動向調査(リクルート調べ)
南向きは確かに日当りがよく、洗濯物もよく乾く、明るいイメージがあるのですが、その分、階数や広さなどの条件が同じな他の方角に比べ価格は高めに設定されがちです。また、南向きは価格が高めになってしまうため、ほかの方角の住戸よりも専有面積が小さく抑えられている場合もあります。こうしてみると、南向きも一長一短。ほかの方角も検討してみる価値がありそうです。

というわけで、次ページでは東・西・北向きの住戸のメリット・デメリットを見ていくことにしましょう。