今回は、相手に嫌な思いをさせずに、あなたの印象もUPできる、そんな都合のよい応え方・かわし方についてシチュエーション別にみてまいりましょう。
帰ろうと思ったら、上司から残業を頼まれた
「出来ません!」と言い切らずに、他の方法を考えます。逃げの姿勢ではなく打開策を探っていくのが大人としてのマナーです。 |
今日はすでに予定があり、残業ができないことを告げましょう。この時に重要なのが、仕事の納期です。明日でも十分間に合うものなら「明日、早めに出社して10時30分までに仕上げるというのではダメでしょうか」と代替案を提示します。それが不可能な場合には、丁重に謝りできない旨をハッキリと伝えます。
重要な予定が入っている場合には、あらかじめ「本日は定時に帰らせていただいてもよろしいでしょうか」と、上司に伝えておくことが必要です。
事情がありそうな相手といる上司と会った
「何やら事情がありそう」なら、気付かないフリをしてあげるのがマナー。ポイントは目が合った際に、上司が目をそらすか、そらさないかが判断の分かれ目です。目をそらさずジッとコチラを見ている場合には、「こんにちは」と挨拶をして連れの方にも軽く会釈をして通り過ぎましょう。
「どなたですか?」などと、馴れ馴れしく詮索するのはNGです。明らかに相手が触れて欲しくなさそうな事には、気付かないフリをしてあげることがマナーです。
苦手なお酒の席に誘われた
日頃から、アルコールが苦手であることをさりげなくアピールしておくことが重要です。それでも、誘われた場合には何度かに一度は参加するべき。仕事中、話すことができないことでも話せたり、職場の人とのコミュニケーションアップには役立つことが多いもの。お酒の席も仕事の一部と捉えて参加するとよいでしょう。ただ無理は禁物です。お酒をソフトドリンクにかえて飲んだり、「次回はお酒ではなく食事に行きませんか? 私はお酒はあまりいただけないので…」と提案してみるのもよいでしょう。
取引先の人と廊下でばったり 名前を忘れてしまった
廊下で立ち話中、「○○さん、お久しぶり。お元気でしたか?」と取引先の人から声を掛けられてしまいました。社内の人と立ち話中の場合には、いったん話を中断して、正対してからご挨拶をします。間違っても、「お名前何でしたっけ?」などと聞いてはいけません。デスクに戻って名前を確認しておきましょう。
次に、取引先の方にデートに誘われた時の対応です。