クッション言葉を活用して、ソフトなニュアンスに
「やってください」と言うよりも、「お願いできますか?」というニュアンスを出すだけで、相手に与える印象は、全く違います |
たとえばオフィスで、「これ、ファックスしておいてくれる?」と言われるより、「忙しいところ悪いんだけど、これファックスお願いできる?」と言われたほうが、同じ内容を伝えているにもかかわらず、受ける印象が全然違うと思いませんか? これが「クッション言葉」です。
お願いするときは、命令形を丁寧に
何か頼みごとをされる時に、命令されていると感じると、誰でも不快な気持ちになりますね。相手に快く引き受けてもらうためには、命令形の言葉を、丁寧な形にする必要があります。コツは「~していただけませんか?」のように「お願い」して「質問」することです。こうすれば「命令」されたとは感じませんね。【例】
・お書き下さい。
→お手数ですが、ご記入をお願いいたします。
→お手数ですが、ご記入ください。
・少々お待ちください。
→恐れ入りますが、少々お待ちくださいませ。
→恐れ入りますが、少々お待ちいただけますか?
・ご連絡先を教えてください。
→差し支えなければ、ご連絡先を教えていただけますでしょうか。
語尾は、「~していただけますか?」のように、質問調にするのがコツ |
恐れ入りますが
お手数ですが
恐縮でございますが
申し訳ございませんが
できましたら
■お願いの最後の表現を変えるとぐっと丁寧に
・してください
→していただけますか
→していただけませんでしょうか
・お願いします
→お願いできませんでしょうか
お願いをする時よりも、難しいのが「断る」時。相手の気持ちを害さないで、断る表現方法をお教えしましょう。>次ページへ