コーチング/目標達成・プロジェクト進行

目標を持たないあなたは行き先を決めずに歩いている 目標設定のロケットを噴射せよ!(3ページ目)

「目標を明確に描け!」。わかっていてもなかなかできませんよね。できない理由は現実という“重力”が働いているから。目標を描くためには重力に対抗する“ロケット”が必要なんです。では、その“ロケット”とは?

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド

“すべてが可能”というロケット

広い“宇宙”で自由に目標を描きましょう 
“ロケット”と大げさに言いましたが、それは次の簡単なフレーズです。

「もし何でもできるとしたら?」

「えっ。 これだけ?」と思われるかもしれませんが、この言葉があなたに大きな推進力を与えてくれます。このフレーズを自分に言い聞かせることで、あなたの“ロケット”は重力に対抗して、宇宙に向かって進んでいきます。

「もし何でもできるとしたら、あなたの今年の目標は何ですか?」

あなたの中にはどんな目標が思い浮かびましたか? それは言葉やイメージかもしれません。その言葉やイメージを消すことなく、しっかり大事にしてください。目標が描こうとすると、先ほど話した“重力”が働いてきます。

「そんなことできるわけない」
「もしできなかったらどうしよう」
「やるのは大変だろうなあ」
「実際やるとなるとどうしたらできるだろう」

現実に引き戻そうとする“重力”に対抗して、どんどんあなたの“ロケット”を噴射し続けるように、自分に言い聞かせてください。

「もし何でもできるとしたら、どうだろう?」

とにかく、現実の“重力”を逃れるまでが勝負です。「もし何でもできるとしたら?」を繰り返し唱えながら、自分の目標を声に出したり、紙に書いていきましょう。そのために、前回の記事「あなたの手帳は名コーチになる!」 で紹介したマンダラートも有効なツールの一つです。

そして、目標を語り、書くうちに目標自体がパワーを持ってきます。大気圏を脱したロケットのように、もう引き戻されることはありません。そうなれば、あなたの「もし何でもできるとしたら?」“ロケット”は必要なくなります。広い“宇宙”の中で、あなたの目標を思い切り描いてみてください。

もちろん、あなたができることは限られています。次のステップとして、目標を絞り込み、それを現実化するためのステップを明確にしていくことが必要となります。でも、まずは現実の“重力”から飛び出ることが必要です。

「もし何でもできるとしたら?」

まずは思い切りあなたの目標を描いてみることから始めてみてください。

【関連サイト】
■「あなたの手帳は名コーチになる!」
■「部下の目標を明確にし、やる気にする」
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