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スポーツ選手に学ぶ成長の秘訣 イチローは“言葉”に敏感!(3ページ目)

メジャーリーグの年間安打新記録を樹立したイチロー。それを可能にしたのは意外とシンプルな力でした。そこには人間関係をよくするコツ、さらにはコーチングを行う秘訣までもが隠されていたのです。

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド

大事なのは「同じではないかもしれない」という好奇心

当たり前のように毎日繰り返される言葉。いつも変わらぬ見慣れた職場のメンバー。毎度お馴染みで食べ飽きた社員食堂のランチ。変化のない日常に、「いつもの挨拶」「変わらぬ部下」というように、自動反応しているあなたがいるかもしれません。そして、何か新しいものを求めて、違う会社や仕事、別の課や部の社員、話題のレストランなどに、次々と興味を持ち、うらやましく思っていませんか?

でも、変化していないのは実はあなた自身かもしれません。一見同じように聴こえる言葉、見える部下、感じる食事。そこに好奇心を向けてみましょう。

「もしかして、いつもと同じでないかもしれない」

そんな好奇心が、あなたの感覚を開き、研ぎ澄まし、微妙な違いを意識させてくれます。そして違いが感じられたら、それに応じた行動の選択肢が考えられます。さらに行動の幅が広がっていきます。「デキル」といわれるビジネスマン・ビジネスウーマンは、意識するにせよ、無意識にせよ、こんな微妙な違いをとらえて、臨機応変に対応しているものです。

ついつい、彼らが出す結果や、行動、そして目に見える能力に目を奪われがちですが、実はそれを支えているのは、微妙な違いを見て・聴いて・感じられる力なのです。
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