パートナーの理解と協力
▲「男性の育児参画は最大の少子化対策だと思っています」 |
―――仕事と育児の両立について、パートナー(夫)の理解は得られましたか?
小室:私の夫は素晴しいですよ! でも最初からそうだったわけではありません。
赤ちゃんは昼も夜も関係なく2時間おきに授乳を求めて泣きますが、最初は寝不足で疲れ果ててしまいました。夜中に途方に暮れ、どうして赤ちゃん泣いているんだろう。どうして私はこんなに眠れないんだろう。でも、どうしてこの人(夫)はこんなにグッスリ眠ているんだろう、って(笑)
そんなとき、私は日曜日に終日仕事があり、夫に1日子供を見ていてもらうことになりました。私が帰宅すると夫は「まる1日、仕事も、ジョギングもできなかった」と嘆くんです。「でも、私はそれを毎日やってるのよ―――」。それから夫は変わってくれました。
夫は毎朝6時に起きて、まず子供をお風呂に入れ、それから朝食を作ってくれます。そのおかげで私も出勤の準備や家事をこなすことができ、非常に両立しやすくなりました。休日にも楽しみながら食事を作ってくれるので、「2人で働いて、2人で家事・育児」と、一緒に頑張っている感覚を常に感じられ、夜中に授乳で起きても辛くなくなりました。
こうした夫との連携がないと、1人目の育児ですっかりこりてしまい、2人以上産む気はなくなってしまうと思いますね。男性の育児参画は最大の少子化対策だと思っています。