▲「常に自分の意志を持ち、自分で決めるのがキャリア」 |
―――どんなときが広報担当者としてうれしく思う瞬間ですか?
上村:取材が終わった後、記者の方から「サイバーエージェントって、本当にいい会社ですね」と言って頂けたときですね。広報として「この会社に貢献できた」と強く実感します。
―――取材が多くてお忙しくありませんか? 仕事を楽しむために工夫していることを教えてください。
上村:仕事を充実させるためには、オフを楽しむことも大切だと思っています。土日はきっちり休み、ジムで汗を流したり、仕事と関係ない小説や雑誌を読みます。小説はリリー・フランキーさんの「東京タワー」、雑誌ではファッション誌の「VOGUE」「ELLE」「25ans」「MISS」などですね。
―――オンとオフの切り替え方や、タイムマネジメントについては「後編」でじっくり伺うとして、広報になりたい人に向けて、すぐ実践できることをアドバイスして頂けませんか?
上村:「情報感度」を高めることは、今からでもできると思います。テレビや新聞、雑誌などをみて、その題材の切り口・取り上げ方を分析しておくと、広報になったときに役立つはずです。面白い番組や記事があれば、そこにどうやったら取り上げてもらえるか考える習慣を付けるとよいでしょう。
―――今後の目標は?
上村:これからも広報担当者として、当社を「21世紀を代表する企業」にすることに貢献したいですね。また、当社は若い社員が多いこともあって、結婚や出産を経て働く女性のロールモデルが、まだ少ないというのが現状ですが、当社が「21世紀を代表する企業」になるには、社員が長く働ける会社であるべきだと信じています。私がその先駆けとなって、後輩に見せたいと思っています。
―――読者にメッセージをお願いします。
上村:常に自分の意志を持ち、自分で決めるのがキャリアだと思います。確かに世の中は、自分で決められないことばかりです。それでもなるべく望ましい道を求めることが、大切ではないでしょうか。
私もなかなか広報専任になれませんでした。それでも兼任という形で広報の仕事にこだわりながら、経理や秘書業務で企業財務や経営者の考えに触れたことが、今の広報業務で大いに役立っています。
―――ありがとうございました。後編では多くの仕事をこなす上村さんの手帳活用法や、タイムマネジメントについて聞かせてください。よろしくお願いいたします。
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