キャリアチェンジを決心する判断基準(2ページ目)

キャリアチェンジの不安のぬぐい方

不確定要素を除けば、キャリアチェンジに対する不安は解消される

なぜキャリアチェンジを決断するのに勇気が必要なのか？それは成功するかどうか分からないという不確定要素があるから。従って、この不確定要素を減らしていくことができれば、キャリアチェンジが成功するかどうかを客観的に判断できるようになります。成功の可能性を判断できれば、勇気あるチャレンジも、勇気ある撤退も可能になるのです。では、どうやったら不確定要素を減らすことができるのでしょうか。

それは、新たなキャリアで求められるスキルと、自分の能力がフィットするかどうかを分析することがポイントです。

自分の能力と求められるスキルのマッチング方法

STEP1：まず最初に、新たなキャリアで求められるスキルをどんどん箇条書きで書き出していきます。抜け漏れなく全部出せるかなど気にしなくてもよいので、どんどん思いついたことを書き出してみて下さい。そして、書き終わったら、本当にこれだけなのか？という視点で見直してみましょう。まだ何かないかな？と考えてみて、加えられるようであれば書き足していきます。これを何度か繰り返し、もうこれ以上は出ないと思ったら次の作業に進みます。

STEP2：書き出した「求められるスキル」を以下の3つに分けてみます。

■自分の能力で既に解決できるもの
■努力すればスキルを身につけられそうなもの
■どう考えてもそのスキルを身につけられそうにないもの

そして、この視点で「求められるスキル」を分類をしていきます。そうすると新たなキャリアで求められるスキルと自分の能力がフィットするかどうか、ある程度客観的に判断できます。

注意事項：新たなキャリアで求められるスキルがなかなか思いつかない、イメージできないという人がいますが、これは勉強不足だから。求められるスキルが分からないようなキャリアチェンジは、失敗の可能性が高いです。とはいえ、最初は分からないのもまったく当然です。インターネットなどで新たなキャリアの情報収集をし、何が求められるのか可能な限り明らかにするようにしましょう。

また、求められるスキルと自分の能力をフィットさせた場合、自分の能力で既に解決できるものが少ない場合もあります。でも、そういう場合でもあきらめる必要はありません。努力すれば身につけられそうなものが多ければ、それだけ自分の成長機会になります。既に身につけた能力だけで仕事をする場合、その枠から大きく成長することはありませんが、新たに身につけるスキルが多い場合は、苦労はするかもしれませんが、必ず後で成長が待っているはずです。

キャリアチェンジには勇気が必要です。でも、私はできる限り勇気を出してチャレンジをして頂きたいと思っています。「やって失敗する後悔」よりも「やらずにやればよかったという後悔」が少ないほうが、満足できる人生を送れると思いませんか？

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