転職マーケット「3つの盲点」
―――転職マーケットにはまだまだ盲点がありそうですね。備海:盲点だらけですね。そのギャップを埋めるのが僕たちの仕事です(笑)。ここでは3つの事例を紹介しましょう。
盲点1:外資へ転職して年収200万円UP!
国内半導体商社の営業は、メーカーほど半導体の知識も付かず、ハードな仕事の割りに年収は地味です(笑)。20代後半で年収600万円ぐらいでしょうか。
ところが外資系半導体メーカーに転職すると年収800万円を超えます。仕事内容も今までの経験を生かせるし、企業側のニーズも強い。
盲点2:職種転換で年収300万円UP!
医薬品卸の営業の年収は平均より低めです。20代後半ぐらいだと400万円ぐらいじゃないでしょうか。ところが外資系製薬メーカーに転職すれば700万円を超えるでしょう。
盲点3:異業種への転職
業界によっても年収水準に差があります。やはり国内メーカーは年収が低くく、金融業界は平均より高い傾向があります。例えば経理職の場合、業務内容は業界に左右されることは少ないですから。業界を変えるだけで相当年収はアップします。
世の中結構広い
―――結構、抜け道があるんですね。備海:とにかく世の中は広いんだと思ってほしい。特に20代は未経験可という求人もあります。急成長企業がとにかくいい人材がほしいといって募集しています。だからマメに情報は集めた方がいいですよ。
―――どんな風に情報を集めたらよいですか?
備海:20代は求人サイトをたまにチェックすれば十分ですよ。ただ35歳を超えてくると、求人が広告に出ることはまずありません。その頃にはヘッドハンターから直接話を聞けるようにすればいいでしょう。
―――ありがとうございました。
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