3.アセスメントツールの活用の仕方

あなたはプロのビジネスパーソンとして、自分自身の力量をきちんと把握できていますか?
実際、アセスメントツールは自己分析用なので、転職活動をする際などの節目に受験されるとよろしいかと思います。良い結果であれば、履歴書や職務経歴書と一緒にデータとして添付しても良いでしょう。ただし、測定テストデータがTOEICのようにディファクトスタンダード(一般的に認知されている実質的な標準)になっているものが良いでしょう。

アセスメントテストでは現在ではディファクトスタンダードはなく、著名なものであれば利用出来るでしょう。勿論、悪い結果であれば、提出する必要はありません。

能力の棚卸しであれば、弱いスキルは平均値までは上げることが必要です。そのためにいつまでに何をすれば良いかというアクションプランを策定し、実行に移すことが求められます。

平均以上のものは継続して能力開発して、卓越したレベルまで持ち上げることです。どこでも通用するビジネスリーダーを目指すのであれば、強いものは突出させ、弱いものは平均まで持ち上げることは必要条件でしょう。

また、自己の成長を実感するために、経年で同じテストを受験することは効果的です。キャリア開発の前提はスキル開発です。10年後のイメージを明確化して、5年後、3年後というように前倒しで理想像に近づくための戦略策定とその実行を行えば、最終的なゴールに辿り着くことができるでしょう。

4.己を知ることはプロの第一歩だ!

アセスメントツールを活用して、自己理解をすることは未来のビジョン、ゴールを設定する上での第一歩です。プロはいつも客観的に己のレベルを把握して自分のゴールに目指し、何をすれば達成出来るかを常日頃考えています。

また、ライバルを意識し相対的な競争優位が築けるように、日々努力していくのです。そういう意味で己の能力を「見える化」することは具体的な目標設定が可能になり、アクションプランが作れます。

例えば、健康診断データの活用をイメージして下さい。健康を構成する諸々の数値がフィードバックされ、平均的な数字で問題がなければよいのですが、それを上回ったりすると、印がついたり、要検査などのコメントがあります。

その場合、健康と関連する生活習慣、バロメーターとして、食事の回数や内容、睡眠時間、運動の頻度や量、飲酒や喫煙などに関して、新しい行動を始め、習慣化していきます。1年後の健診データにより、その成果を見ることが出来ます。

ビジョンをより具体的にするためにはデータが必要です。ビジョンにデータが加わったものがゴールです。ゴールが定まれば、あとは継続的なアクションのみです。

次回は結びとして、在りたい未来の姿を具体的に描く「ビジョンと戦略の策定の仕方」について、記述したいと思います。

■アセスメント(自己分析)参考ツール
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