マンション購入術/マンション購入費用

定期借地権付き住宅を買うならフラット35?

東京都では、好立地に定期借地権付き住宅(定借住宅)が出てきています。一方で定借住宅を買うときのフラット35が少し有利になりました。今回はその内容をカンタンに解説します。

千葉 由里

執筆者:千葉 由里

マンションの買い替え・売却ガイド

定借住宅向けのフラット35がちょっと有利に

定期借地住宅はローンが難しいから、と敬遠していませんでしたか?
定期借地権付き住宅(定借住宅)を買うときのフラット35が少し有利になりました。

ちなみに定期借地権付き住宅とは、土地を買うのではなく、一定期間(50年が多いが前回解説のように70年も登場)だけ借りるタイプの住宅のことです。

所有権ごと土地を買うのに比べて価格が安くなるので、同じ予算で広い家が買えたり、同じような広さの物件なら所有権の物件よりおおよそ2割から3割低い価格になります。

所有権物件と違い、担保価値の問題から、通常の住宅ローンが使いにくいといわれる定期借地権物件ですが、フラット35ではこの定借住宅を買うときのローンを扱っており、これまでも土地の権利金や保証金、敷金の分のローンを借りることができました。

さらに今回、前払い賃料についても融資対象となりました。前払い賃料とは、地主に対して月々支払う地代の全額または一部を、購入時にまとめて支払うお金のことです。

次のページでは数字を挙げて具体的に解説します。
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