モデルルーム見学/モデルルーム見学のコツ【出かける前に編】

マンションのモデルルーム見学10のオキテ(2ページ目)

マンションのモデルルーム見学に行こうと考えているみなさんへ。モデルルーム見学の際に「ここだけは注意すべき10のオキテ」をまとめました。お出かけ前の必見です!

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

第6のオキテ:防犯・安全対策の整ったマンションか確認すべし

玄関ドアに「CPマーク」がついていれば防犯性の高いドアいうことになります。

玄関ドアに「CPマーク」がついていれば防犯性の高いドアいうことになります。

防犯性・安全性は今やマンションの必須条件です。都心部で駅の近く、駅と直結しているなど人の出入りの激しい立地、女性の一人暮らしの場合などは特に、マンションがどんな防犯対策をとっているか確認しましょう。

また、お子さんがいる場合はバルコニーや出窓から落下の恐れがないかチェック。具体的にはバルコニーの手すりの形状や、出窓の「落下防止手すり」の有無などを、模型や立面図、平面図から確認しておきましょう。

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第7のオキテ:共用部にはなにがある? 住戸以外も吟味すべし

大浴場は本当に必要ですか?

大浴場は本当に必要ですか?

住戸だけでなく、マンションの共用部に何があるか確認しましょう。目玉として豪華な付帯施設(ライブラリー、展望ラウンジ、大浴場、ゲストルームなど)があるマンションが増えています。

そういった共用部の維持費はマンションの管理費から捻出され住人の負担になるため、本当に必要な施設なのか検討してください。また、その施設を当てにして購入を決めても利用が少ない場合は閉鎖されることも考えられます。

反対に豪華であることに恩恵を受けるのはエレベーターの数です。エレベーターの数は50戸あたり一基の割合でついていると良いとされています。それでも朝のラッシュ時などに待たされることもあります。待つのは意外とイライラするもの。住戸数とエレベーター数のバランスをチェックしましょう。

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第8のオキテ:数より使いやすさ。「●LDK」表示に惑わされるべからず

たくさんあるマンションプランの中から間取りを選ぶときは、まずは家族構成に見合った専有面積のものを選ぶようにしましょう。専有面積があまり広くないのに部屋数が多い間取りは一室当たりの面積が手狭になっていると思います。手狭な個室がたくさんあるプランは使いにくいものです。部屋は用途によって適正な大きさが必要です。

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第9のオキテ:鉛筆で動線、家具配置、風の通り道をチェックせよ

筆記用具を忘れずに
鉛筆、メジャー、メモを持参しましょう。モデルルームに出かける前に質問したいことをメモしてまとめておくと良いですね。
モデルルームを訪ねるときは、鉛筆、メモ用紙をお忘れなく! モデルルーム訪問前に質問事項をまとめておけばスムーズに相談が進みます。

購入希望のタイプが決まっていれば間取り図をもらい、鉛筆で、キッチン、浴室周りの家事動線をチェックしてみてください。個室にはベットや机、リビング・ダイニングにはソファーやダイニングセットなどを書きこんでみます。

部屋には家具を置きやすい形とそうでない形があります。また風が通り抜ける位置に窓があるかも一緒にチェックします。

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第10のオキテ:住宅性能表示付き物件は安心もついてくる

住宅性能評価のマーク
設計住宅性能評価のマーク(上)と建設住宅性能評価のマーク(下)。このマークがついているマンションはより安心です。
最後の掟は「住宅性能表示付き物件」であるということです。マンションのチラシを見て、右図のようなマークがついていれば「住宅性能表示付き物件」です。

「住宅性能表示制度」を利用して建てたマンションなら、一定以上の品質を持っており、施工もしっかりしているマンションと考えて良いでしょう。

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マンションのモデルルームで注意すべきことは、モデルルームはあくまでも「見本」だということ。どんなにインテリアコーディネートがすばらしくても、部屋や窓が大きくても、それはあなたが購入する住戸とは別なものです。見本に惑わされるべからず。付帯設備や建具、天井高さの雰囲気をつかむ程度のものととらえましょう。

希望の間取り図を取り寄せ、その間取り図の上で検討すること。鉛筆で家具や動線を描いてみる。そして必ず建設地に足を運ぶ。そんな作業を繰り返すことが、満足する住まい選びへの近道となるのです。

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