都内の犯罪率グラフ
侵入盗による犯罪は多発しています。防犯性のある住宅が求められています。
都内における侵入窃盗は1年間で約2万件、そのうち空き巣の占める割合は63%で1万2千件も起こっています(平成17年警視庁調べ)。多発する犯罪から身を守るために、これは防犯性が高いといえるマンションのチェックポイント10か条をガイドがまとめました。これからマンションを購入する方、もう購入したけど防犯性が気になる方はぜひチェックしてみましょう!

【チェックポイント10か条】
■立地条件
■敷地条件
■居住者形態
■植栽・フェンス
■1階・最上階
■住戸アクセス方式
■共用玄関
■エレベーター
■共用廊下・共用階段
■玄関・窓


ポイント1:立地条件

シャッターへの落書き
ポイ捨ても、きれいに清掃されたところより、ごみが溜まっているところに多くみられます。割れ窓理論と共通する人間の心理ですね。
まずマンションの立地条件から見てみましょう。例えば駅に近い物件。とても便利で魅力的ですが、反面それだけ人通りもあるということ。不特定多数の人が往来する場所では犯罪率も高くなります。目安としては、駅からマンションまでの間に荒れた場所がないかをチェック!シャッターに落書きが放置されていないか、違法駐車・駐輪はないか、いわゆる割れ窓理論(※)によるチェックをしてみましょう。

(※)割れ窓理論(われまどりろん、Broken Windows Theory)は、小さな犯罪が発生すると、そこから別の犯罪が発生し、次第に大きな犯罪が発生する。」との考えから、軽微な犯罪を徹底的に取り締まることで凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止していこうとする考え方です。


ポイント2:敷地条件

公園
公園に隣接したマンションはいいな、と思っても防犯的には注意点です。これも一種のトレードオフの関係といえるでしょう
敷地は道路や公園に面していますか?敷地が2面以上道路に面している場合、侵入盗にとってはそれだけ逃走経路が多く、犯罪を犯しやすい条件に成りうるのです。また、隣が公園だと下見や侵入経路として利用される恐れがあります。また、敷地内の見通しはどうでしょうか。いったん入り込んだあと身を隠せる場所がたくさんある配置だと狙われやすくなる恐れがあります。

大規模マンションで広大な敷地に建ち、まわりを高い塀やフェンスで囲み、敷地内にコンビニや保育所、公園、フィットネスセンターなどを完備し、そこですべてが完結するような物件も最近見かけますが、これは人の出入りが制限されるので、防犯上は新しい安全な形であるといえるかもしれません。


ポイント3:居住者形態

家族
ファミリー向けの間取りが多ければ防犯的には安心といえるでしょう。
そのマンションには主にどのような人が住む予定ですか?犯罪の防止には地域・近隣の監視の目が大きく効果を発揮します。コミュニテイがしっかり形成されていると侵入盗は嫌がる傾向があります。単身若者向け住戸では一般に定住率が低く、また共働き家庭が多いと昼間留守がちなため、コミュニティが形成できにくい面があります。間取りを見れば大体どのような居住者層を対象につくられたマンションかわかるのでひとつの目安になります。


それでは、つづいて植栽・フェンス・住戸アクセス方式・1階まわり・共用玄関エレベーター・共用廊下・共用階段・玄関・窓のチェックポイントを見ていきましょう。