進化するマンションセキュリティ

都心部駅前マンション、郊外型マンションでは必要なセキュリティが異なります。
都心部駅前マンション、郊外型マンションでは必要なセキュリティが異なります。
今や住まいにおいて「セキュリティの充実」は必須条件になっています。それに応えるように最新マンションのセキュリティもどんどん進化しています。

今回は、実際にマンションで起きた犯罪とそれを解決するために役立った防犯設備の例、そして最新マンションのセキュリティ事例をご紹介します。

マンションの立地によって必要なセキュリティも変わりますが、「安心して暮らせるマンション」を見極めるためにぜひ参考にしてください。

防犯カメラで解決した事例

まずは近年の重大事件を例に挙げ、防犯カメラの威力を確認してみましょう。

■川崎市男児投げ落とし事件
防犯カメラには犯罪抑制力と検挙力あり。
防犯カメラには犯罪抑制力と検挙力あり。

2006年3月、川崎市多摩区のマンションで当時小学校3年生の男児が15階から何者かに投げ落とされ死亡するという事件が発生。9日後同じマンションで清掃中の女性が同じ階から投げ落とされそうになり、同一犯の犯行か!?と注目されました。

犯人は川崎市に住む無職の男(当時44歳)。犯人逮捕につながったものは、マンションの防犯カメラに映ったこの男の映像でした。敷地内で自転車を押す姿や転落前に男児と一緒に移った姿が残っていました。

この事件で注目すべきは住人ではない犯人がマンションに出入りし犯行を繰り返していた点です。事件の起こったマンションはエントランスにオートロックがなく、複雑なアクセス方式のマンションだったことがわかっています。

片廊下型、階段室などマンションのアクセス方式別の防犯性については以下の記事をご覧ください。

【関連記事】マンションのアクセス方式にみる防犯性

■渋谷区の主婦による夫バラバラ事件
2006年12月、渋谷区のマンションで夫を殺害した妻(当時32歳)が、遺体を切断しバラバラに捨てるという事件が発生。犯人逮捕のきっかけは、被害者の夫の行方不明を不審に思った同僚が、マンションの防犯カメラで夫の姿を確認し、妻の供述と食い違ったことでした。

防犯カメラを設置する際の注意点や種類などについては以下の記事をご覧ください。

【関連記事】犯人逮捕に役立った!防犯カメラの注意点

防犯カメラは犯人検挙に威力を発揮
 

ドーム型カラーカメラ。ドームの内部にカメラが設置されている
ドーム型カラーカメラ。ドームの内部にカメラが設置されている。画像提供:TOA
以上の2件の事件で犯人逮捕のきっかけとなったのは防犯カメラの映像でした。防犯カメラはしっかりとマンションを見張ってくれています。

今や新築分譲マンションではエントランスホールやエレベーターなど人の出入りする場所では必ず見かけるようになりました。

「監視されている」と思わせない小型でシンプルなドームカメラなども出ていますし、今やマンションには必須の防犯アイテムといってよいでしょう。

次のページでは都心型最新マンションのセキュリティ事情を確認してみましょう。