マンション物件選びのポイント/マンションの防犯・セキュリティ

犯人逮捕に役立った!防犯カメラの注意点(3ページ目)

新年早々渋谷区の主婦による夫バラバラ事件が発覚。犯人のウソを見破ったのはマンションエントランスにあった防犯カメラでした。今回は犯人検挙に役立った「防犯カメラ」に着目します!

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

注意点その1:夜間でもくっきり写る?

その防犯カメラは夜間でもくっきり写りますか? 24時間監視が必要な場所で、夜中は真っ暗になってしまう場所につける場合、高感度のものでないと意味がありません。モニターしたら真っ暗で何も写っていなかった!なんてことも。

夜間もはっきり写り、白黒のほかカラーでフル動画も可能な高機能タイプも出ています。夜間に真っ暗になってしまう場所、常に明かりがついている場所、その場所その場所に適した機種を設置する必要があります。

その他にも、西日があたる、逆光になる、照り返しの影響を受けるなど、影響を受けやすい場所に設置されているものは、それぞれに適切な機能がついているかを確認しましょう。

注意点その2:録画データを保存している?

デジタルレコーダー
監視カメラで撮影した映像を高画質のままハードディスクに記録できる1局デジタルレコーダー。画像提供:TOA
せっかく防犯カメラをつけていてもモニターするだけで記録をとっていないケース、実はとても多いのです。従来のビデオテープ録画機では長時間の記録や保存が難しかったのですが、最近ではデジタルレコーダーによる大容量録画が主流です。一定期間は記録を保存する計画としたほうが良いでしょう。

このほかに、1ページ目で述べたように、効果的な位置を見極めて設置することも大切なことです。防犯カメラは、ただあればいいというものではありません。「防犯カメラがあれば安心」なのではなく、その性能を十分発揮できるように使用することが、建物の防犯性を高めるために大切なことなのです。

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