マンション物件選びのポイント/マンションの防犯・セキュリティ

犯人逮捕に役立った!防犯カメラの注意点(2ページ目)

新年早々渋谷区の主婦による夫バラバラ事件が発覚。犯人のウソを見破ったのはマンションエントランスにあった防犯カメラでした。今回は犯人検挙に役立った「防犯カメラ」に着目します!

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

防犯カメラの種類

ドーム型カメラ
【写真1】ドーム型カラーカメラ。ドームの内部にカメラが設置されている。画像提供:TOA
■ドーム型
渋谷区の事件のマンションエントランスに設置されていた防犯カメラはドーム型のカメラでした(写真1参照)。

カプセル型ともいい、小型でシンプル、天井設置が可能です。デザイン的にも優れているためマンションのエントランスホールや共有スペースなど、人の出入りが多く雰囲気を壊したくない場所に向いています。屋外用もあります。

屋外型カラーカメラ
【写真2】屋外型カラーカメラ。画像提供:TOA
■カメラ型
いままでなじみの多いカメラ型。いかにも「防犯カメラ」という感じで威圧感は抜群です。屋外にも屋内にもつけられる万能タイプです(写真2参照)。最近では高機能・小型化されたものが多く出ています。

センサーライト付きカメラ
【写真3】センサーライト付きカメラ。画像提供:セキュリティハウス
■センサーライト付きカメラ
カメラにセンサーと照明を搭載したタイプ(写真3参照)。センサーが反応するとチャイムを鳴らして知らせるとともに照明が点灯し、不審者を威嚇します。

このような形上の分類のほか、録画画像が白黒のもの、カラーのもの、レンズの種類では標準レンズ、広角レンズ、超広角レンズ、音が拾えるもの、ズームアップが可能なもの、遠隔操作が可能なもの……など、いろいろな機能があります。

防犯カメラの設置は防犯上賛成でも、自分まで監視されているようであまり気分はよくないという人もいるでしょう。必ず通るエントランスホール内部には、さりげなく監視できるドーム型防犯カメラが向いています。また、外部に設置する場合は、威嚇効果を期待してカメラ型の防犯カメラとしてもいいでしょう。センサーで照明がつくタイプは威嚇効果のほかに通行する居住者の足元を照らすという役割も果たします。防犯カメラにどんな機能を求めるかを考慮し、適した種類を選ぶようにしましょう。

それでは次のページで、防犯カメラの注意点に触れましょう。
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