お出かけ直前にできる防犯対策
「さあ、明日から旅行だ!」という方でも間に合うように、自分でスグできる防犯対策をピックアップ。安心するために、ぜひ対策してからお出かけください。■落書きや放置自転車を片づける
割れ窓理論(※)により、敷地周りの落書きや放置自転車は犯罪を呼ぶ可能性があります。お出かけ前になるべく片づけておきましょう。
(※)割れ窓理論(われまどりろん、Broken Windows Theory)は、小さな犯罪が発生すると、そこから別の犯罪が発生し、次第に大きな犯罪が発生する。」との考えから、軽微な犯罪を徹底的に取り締まることで凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止していこうとする考え方です。
■庭の植木の手入れ
庭木のお手入れをして敷地内の見通しを確保しておく。 |
植木が茂り敷地内の見通しの悪い庭は「ドロボウに狙われるポイント」になってしまいます。お出かけ前に庭木の剪定を済ませておけば、帰宅した後も気持ちいいですね。
お手入れ後の剪定枝などは敷地内に放置せず、片づけておきましょう。
■新聞を止める
留守の間に新聞が溜まっていると「留守」をアピールしているようなもの。留守中の新聞は必ず止めるようにしましょう。新聞受けが誰でも開閉可能な造りの場合はホームセンターなどで鍵を購入してつけておきましょう。
■敷地内にある脚立などを片づけておく
脚立、足台、室外機・・・。窓のそばの足がかりには要注意。 |
敷地内に脚立などが放置されていれば、それを使って2階に侵入しようと考えるドロボウも出るというもの。敷地内をぐるりと見渡して、窓やバルコニーへの足がかりとなる脚立、足台、イスなどは、全て片づけておきましょう。
■ホームセキュリティのステッカーを貼る
実際に利用していなくても、セキュリティ会社のステッカーを玄関扉などに貼っておくとドロボウよけになるかもしれません。お守り代わり程度の気持ちで。ホームセンターや通販で購入できます。
■ON・OFF機能のある照明器具を利用
長期旅行の前に、ON・OFF機能のある照明の利用を検討してみませんか。スタンド型のものだと手軽に設置できます。不在でも設定時間になると自動で点灯・消灯し、いかにも在宅のフリをしてドロボウをあきらめさせる効果が期待できます。ホームセンターなどでも購入できます。
電気代のあまりかからない、台所や洗面所の電気をつけっぱなしで外出する方法もあります。
■窓際に小物をたくさん置いておく
窓辺には花瓶や小物を置いておく。簡単な対策ですね。 |
侵入されやすい位置にある窓のそばには、置時計や花瓶、ペン立てなどの小物をたくさん飾って出かけましょう。
ドロボウは侵入時に音が出るのを嫌うので、たくさんモノが置いてある窓は避ける傾向があるそうです。
■しっかり戸締りして出かける
空き巣被害で一番多いのは実は「鍵のかけ忘れ」によるものなのです。ゴミ捨て、庭の落ち葉掃きなど「少しだけだから」と鍵をかけず被害にあうケースが報告されています。特に長期留守にする場合はしっかり戸締りし、かけられる鍵は全てかけて出かけましょう。例え面格子やシャッターがついた窓でも被害が報告されています。必ず鍵はかけましょう。二重、三重の戸締りを心がけましょう。
■ご近所への声かけ
最後になりましたが、お出かけ前にはご近所に一声かけて出かけましょう。留守宅の異常があれば知らせてもらえるように、緊急連絡先を教えておくとより安心です。万が一郵便物や新聞がたまっても取り置いてくれるようなご近所関係が築けていれば、防犯対策として大きな意味があります。
それではしっかり防犯対策をして、楽しい夏休みをお過ごしください。
【関連記事】
ゲーテッド・マンションは防犯街の進化系!?
侵入されない玄関とサッシの防犯対策
ここをチェック!マンションの防犯性 前篇
ここをチェック!マンションの防犯性 後篇
防犯性の高いマンション10か条
犯人逮捕に役立った!防犯カメラの注意点
まだ間に合う?年末の防犯対策―窓回り編
防犯・防災・生活便利なホームセキュリティ
外廊下マンションの注意点はここだ
マンションのアクセス方式にみる防犯性
注目度大!防犯優良マンション認定制度
建物や設備で防犯対策を強化しよう
我が家の防犯対策 10の鉄則
ドロボウに嫌われる家づくり