マンション物件選びのポイント/マンションの防犯・セキュリティ

夏休み旅行前に心がけたい住まいの防犯対策

これから夏休みの旅行・帰省などで長い間家を留守にする予定の人は、事前に住まいの防犯の見直し・点検をしておきましょう。お出かけ直前でもできる、住まいの防犯対策をまとめました。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

おでかけ前に防犯対策の見直しを!
おでかけ前に防犯対策の見直しを!
いよいよ夏本番ですね!夏休みや帰省で長い間家を留守にする予定の方は、出かける前に住まいの防犯について見直し・点検を済ませましょう。

今回は、「業者を呼ぶ時間がない」「あまり手間ヒマかけず自分で防犯対策をしたい」と考える人必見の、お出かけ前に簡単にできる住まいの防犯対策をまとめます。

100年に1度の不況だとドロボウも増える?

ところで住まいの防犯対策の前に、100年に1度の不況といわれる今、ドロボウの数は実際に増えたのか確認してみましょう。下図で警視庁がまとめた都内の侵入窃盗認知件数を今年の6月(H21年6月)と1年前の6月(H20年6月)で比較しました(【図1】)。

【図1】H21年6月とH20年6月の都内侵入窃盗認知件数(出典:警視庁)
【図1】H21年6月とH20年6月の都内侵入窃盗認知件数(出典:警視庁)

図によると、東京都内の侵入盗認知件数は減少傾向にあり、1年前と比較すると23区内で4,025件⇒3,994件(マイナス31件)、それ以外の地区で27,531件⇒26,928件(マイナス603件)とそれぞれ減っており、合計でも前年同月比で約98%減となっています。100年に1度といわれる不況の今、「ドロボウは増えたのかしら!?」と不安がよぎりましたが、東京都に限ってみるとそのようなことはないようです。

1年前より件数は少なくなっているとはいえ、全体的な件数でみれば1カ月の間に随分多くの窃盗犯罪が起きていることがわかります。これから留守にする機会が増える時期であることを考えると、今こそしっかり防犯対策をしておくべきだといえるでしょう。

次のページでは防犯の基本とマンションの防犯性について簡単に確認しておきましょう。
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