佐川のワンポイントアドバイス
コンクリートは打ってしまうとやり直しができません。現場でも打つ前は、窓や配管の位置に間違いがないかどうか入念にチェックします。そして、コンクリートを打設する時はとても気を使います。型枠を外した時にひび割れなどあると、そこから雨水が入り込み中の鉄筋を腐食させ、コンクリートの強度が落ちるからです。鉄筋コンクリート造は、コンクリートの出来具合で建物の強度が変わってしまうと言っていいでしょう。これらは現場管理の問題で、お施主さんがどうこうしなければということではありませんが、コンクリート打設前に現場を訪れた際、職人や現場監督に一言労いの言葉をかけてあげると喜びますよ。◆次回の家づくり講座16は「家づくりの失敗事例」について解説します。
お楽しみに!
【前回までの講座】
▼家づくり講座1→「土地探しのポイント」
▼家づくり講座2→「用途地域を調べる」
▼家づくり講座3→「地耐力を知る」
▼家づくり講座4→「依頼先選びのポイント」
▼家づくり講座5→「構造について知る」
▼家づくり講座6→「プランニング-採光と通風」
▼家づくり講座7→「プランニング-動線計画」
▼家づくり講座8→「プランニング-収納計画」
▼家づくり講座9→「地震に強い木造のつくり方」
▼家づくり講座10→「断熱と結露の関係」
▼家づくり講座11→「健康・環境に優しい住まい」
▼家づくり講座12→「家づくりにかかる費用」
▼家づくり講座13→「図面のチェックポイント」
▼家づくり講座14→「工事の流れ-木造編」