内訳明細書でわかりにくいところは?
内訳明細書でわかりにくいのは、工事ごとに見積りが分かれていることです。例えばモルタルの下地は左官工事であっても、モルタルの上の塗装は塗装工事の項目になります。下地から仕上げまで同じ工事業者がするのであればわかりやすいのですが、工事によっては項目が別れることがあるので、わかりにくくなってしまうのです。さらに「材工共」というのは、材料と手間代が一緒になっていることです。切り離すことが出来ないので、いったい材料がどれくらいで、手間代がどれくらいなのか、一般の方にはわかりづらいものがあります。 |
ガイド佐川のワンポイントアドバイス
見積り書の中身を見て理解しようとしても、なかなかわかりづらいものです。設計者や担当者に図面と照らし合わせながら説明してもらうとよいでしょう。設備機器など、自分の希望した製品がきちんと入っているか、指定したオプション機能は付いているかなどを確認することもできます。そしてその説明内容を聞いて、「こういう家がつくりたかったんだ!」と想像することができれば、自分自身理解ができたということです。仮に工事途中に追加変更が生じても、見積りがきちんとしていれば増額になったとしても納得できるでしょう。その逆で、減額になることもあります。
とにかく見積り内容をきちんとしておくことはとても重要なことなのです。
来週は見積りのチェックポイントについての記事をUPします!
・・・これだけは読んでおきたい家づくり講座・・・
「満足する一戸建てをつくるには」第1回:土地を手に入れる!どこに頼む?
「満足する一戸建てをつくるには」第2回:あなたの土地に地耐力はある?
「満足する一戸建てをつくるには」第3回:構造・工法の特徴を知る!
「満足する一戸建てをつくるには」第4回:磯野家に学ぶ“現代の間取り術”
「満足する一戸建てをつくるには」第5回:設計図面ってどう見るの?
「満足する一戸建てをつくるには」第6回:建物の総費用どうなっているの?
「満足する一戸建てをつくるには」第7回:工事段階別“現場チェック法”
「満足する一戸建てをつくるには」第8回:施主も参加する家づくりの儀式
「満足する一戸建てをつくるには」第9回:追加・仕様変更はいつまでOK?
「満足する一戸建てをつくるには」第10回:耐震性のポイントは壁にあり
「満足する一戸建てをつくるには」第11回:外断熱・内断熱どっちがいい?