断熱性能を低下させない
【工夫1】次世代省エネルギー基準で要求されている断熱材の厚さは、工法、地域、部位、断熱性によって異なりますが、天井を除けば50~100mm程度です。施工方法には、充填、外張り、敷き込みなどがありますが、一般的には充填工法で行われます。
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断熱材の厚さは50~4100mm、 熱伝導率がやや高い断熱材はその分厚めの施工をする! |
【工夫2】
断熱材は隙間を生じさせない施工が重要です。次のような箇所に留意し、断熱性能を低下させないように工夫しましょう。
・床下収納点検口
・換気扇まわり
・出窓まわり
・ダウンライト
・天井点検口
・配管貫通部
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これらの周辺部に隙間をつくらないようにすること! |
ガイド佐川のワンポイントアドバイス
近年、外張り断熱工法が増えています。外から施工できるのでリフォームにも適し、断熱材を隙間なく張り付けられることも人気のひとつです。断熱工法にはそれぞれの利点があり、工法による優劣の差はほとんどありません。むしろ施工のていねいさが大きく影響します。 |
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設計:佐川旭建築研究所 |
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