高級マンション/高級マンションのインテリア・設備

高級物件のグレードダウン、その実態は?(2ページ目)

マンションの設備仕様は、快適な暮らし、スタイリッシュな空間づくりの実現に大きく関わってくる。が、昨今そのグレードが全体的にダウンしたと言われている。高級マンションの実態はどうなっているのだろう?

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド

新築時から数千万かけてリフォームを!?

都心回帰以後、欧米の高級住宅テイストを求める声が高まった
かつて億ション購入ユーザーの中には、新築引き渡し後すぐに自ら数千万円を投入して、自分好みの空間にし直すようなケースが珍しくなかった。

富裕層だからこそ可能なことかもしれないが、材料や人の手間を考えればもったいない現象だと言えなくもない。それならば、例え人の好みは分かれようが、誰の目から見ても満足のいくレベルの高級感を目指すことがより理想的と思える。

そんな経緯もあり、デベロッパーは商品企画の向上に力を注いできた。海外の高級住宅を研究し、ハイセンスな高級マンションが次々に生まれた背景とも言える。

カスタマイズ向上に期待!?

幅広いカスタマイズ性能の実現には、売り手と買い手双方の理解と協力が欠かせないが……
一方、顧客満足を高める独自のしくみもここ数年で格段に進歩した。オーダーメイドシステムや豊富なセレクトシステムなど企業の個性を打ち出しつつ、カスタマイズ性能はかなり向上したはずだ。

個人の多様化という言い回しが古いと思えるほど、人それぞれ好みやこだわりが違う。最低限の機能で満足する人もいれば、世界最高の品質を求める人までまちまちだろう。

海外にはスケルトン販売が主流の国もあるそうだ。単純に志向性で判断できることでもないが、いろいろな選択肢があれば理想的だと思えるがいかがだろうか。

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