恵まれた地理と「東京アメリカンクラブ」
六本木は東京有数の繁華街であるが、「六本木」交差点から外苑東通りを東へ向かい、飯倉片町の信号を過ぎれば、その印象は一気に薄れる。テラスで外国人客がくつろぐ「suji's」にイタリアレストラン「キャンティ」。数件の店舗が並ぶ以外、重厚ないでたちの麻布郵便局やロシア大使館が厳粛な街並みを形造っている。
その大使館の裏手一帯が、今回紹介する「東京アメリカンクラブ」の建て替え事業地であり、同事業の一環として分譲される「麻布台パークハウス」の現地となる。
ちょうど外苑東通りを尾根に、現地南側から一の橋方面、つまり南に向かって大きな斜面形状の地形である。そのため、東に東京タワー、西に六本木ヒルズの上部が見えるくらいで、あとは都心とは思えない大きな空が目の前に広がり、さらに(道が行き止まりになっているため)人や車の往来がなく、静寂さにおいてもじつに都心らしからぬ環境が用意されている。