トラベル英会話/ホテルで使う英語

英語でホテルにチェックインしたいときのフレーズと英会話例

海外でホテルのスタッフに話しかけられ焦ったことはありませんか?入り口やフロントで使われる英語のフレーズや表現はたいてい決まっているため、コツを覚えれば切り抜けられます。「チェックインしたいのですが」と言う時やチップを渡すときの英会話について見ていきましょう。

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

海外のホテルではコミュニケーションをとることが良いとされる

英語でホテルにチェックインしたいときのフレーズと英会話例

ホテルにチェックインする時の英会話

日本のホテルでは、お客様にはあまり干渉しないのが慣習になっているようですが、海外は「今日はごきげんいかがですか?」「ご用はございませんか?」「どうかよい1日を」といったように、できるだけ声をかけるのがよいサービスとされています。客としてスマートに振る舞い、ホテルのサービスを最大限に活用するための英語をお教えします。
   

ホテルの入り口での英会話例

到着したばかりのときは、door personが荷物をチェックしてくれます。客にいろいろ尋ねるのは、「私はあなたのことをきちんと理解しようとしています」という姿勢のあらわれです

到着したばかりのときは、door personが荷物をチェックしてくれます。客にいろいろ尋ねるのは、「私はあなたのことをきちんと理解しようとしています」という姿勢のあらわれです

大きなホテルでは、入口にドアを開けてくれるスタッフがいます。このdoor personの前を、何気なくスーッと通りすぎてしまいそうになるかもしれませんが、それでは感じのいい客とは言えません。

Good morning, madam/sir?
(グモーニンマダム/サー/おはようございます。お客様)

Good morning. (ドアを開けてもらって)Thank you. "
(グモーニン。サンキュー/おはよう。ありがとう)

こんなふうに一言あいさつを交わします。また、荷物を運ぶ専門の係porter(ポーター)がいるときは、door personがこんなふうに案内してくれます。

How many luggage do you have?
(ハウメニラギヂドゥユハヴ/お荷物はいくつですか)

Two suitcases and one carrier bag?
(トゥースートケイスィズァンワンキャリアバグ/スーツケース2つと手提げ袋1つですね)

I'll have a porter send your luggage to your room.
(アイルハヴァポーターセンドュアラギヂトゥユアルーム/ポーターが荷物をお部屋に運びます)

無言でうなずくだけでなく、Thank you.(ありがとう)、That's great.(それはいいね)のように、ひとこと返してあげましょう。
 

フロントで「チェックインしたいのですが」と伝える時の英語フレーズ

部屋に入ったらまず設備をチェック

部屋に入ったらまず設備をチェック

「フロント」は英語ではfront deskまたはreceptionと言い、フロント係はfront desk clerkまたはreceptionistとなります。大きなホテルほど役割分担がはっきりしていて、同じようにフロント周辺にいても、concierge(コンシェルジュ)やcashier(キャシアー/会計係)は、チェックイン業務は行いません。常にfront desk clerkが受け持つことになります。

さて、front deskで"I'd like to check in."(チェックインしたいんですが)と言うと、front desk clerkは例えばこんな風に答えます。

Certainly, madam/sir.
(サートゥンリ、マダム/サー/かしこまりました)

Welcome to our hotel.
(ウェルカムトゥアウアホテル/当ホテルへようこそ)

May I have your name, please?
(メイアイハヴュアネイムプリーズ/お名前をお願いします)

サービス業の人は、決してWhat's your name?とは言いません。これだと「名前は何?」と聞いているだけで、「教えてください」とお願いする部分がないのです。May I have ...?は「……をいただけますか」と丁寧に言いたいときに便利なので、ぜひ覚えておくといいでしょう。

Could you spell your name, please?
(クドュースペルュアネイムプリーズ/お名前のスペルを教えていただけませんか?)

Your reservation is two nights from today, departing February 10?
(ユアリザヴェイシャンィズトゥーナイツフラムトゥデイ、ディパーティンフェブルアリテンス/ご予約は本日より2晩、2月10日ご出発ですね)

Two people for a twin room, with ocean view?
(トゥピープルフォラトゥインルーム、ウィズォウシャンヴュー/ツイン2名様、オーシャンヴューのお部屋ですね)

Your room is 1203 on the 12th floor, take that elevator over there. 
(ユアルーミズトゥエルヴズィロスリーオンザトウェルフスフロア、テイクザトエレヴェイタォウヴァーゼア/お部屋は12階の1203号室、あちらのエレベーターをご利用ください)

これだけのことをいっぺんにバーッと言われたら、全部聞き取るのはまず無理。Two nights, OK, twin room, yes ... というように、聞き取れたところだけ少しずつ聞き返して、確認するようにしましょう。

部屋に案内してくれるのはbell person。bell personは、部屋でライトのつけ方、エアコンの調整の仕方、内線電話の使い方などいろいろと説明してくれますが、たいてい一気に早口で言うので、とても聞き取れるようなものではありません。とりあえずその場ではOK..と言っておいて、後から自分でじっくりチェックしてみるといいでしょう。
 

チップを渡すときの英語表現

チップを渡すときはThis is for you.(これをあなたに)とかHere you are.(はい、どうぞ)などという決まり文句もありますが、向こうは慣れているはずですから、Thank you.と手短に言って渡してしまってかまいません。

外国でちょっといいホテルに泊まるときは、ぜひこれらの表現を覚えていって、ホテルのスタッフと上手にコミュニケーションを取れるようにしてください。


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