海外の空港で、飛行機の乗り継ぎ英語!
海外の空港で、飛行機の乗り継ぎ英語!
初めて個人旅行にチャレンジしたサチコさん。ローマ経由でマルタへ向かいます。搭乗手続きは成田空港ですれば済むもの、と思ったら、「ローマで乗り継ぎ手続きをしてください」と言われてビックリ!ローマの空港に着くと、Transfer(乗り継ぎ)と書かれたカウンターに、恐る恐る向かいます。
見つけてみよう! どこが間違い?
Baggage Claim(手荷物受取所)が出口、Transferが乗り継ぎカウンターの方向です |
係員: Which flight?
サチコ: Uh, ... I don't know. But I have an e-ticket.
係員: OK. You need to go over there in one hour.
サチコ: One? 1時? でも、もう2時なのに!
■会話を診断します!
サチコ: Excuse me. I'm going to Malta.
「マルタに行くんです」だけでは、どの便に乗るのかわかりませんね。ローマ・マルタ間は、異なる航空会社が1日に何本もの便を飛ばしているのです。飛行機に乗るときは必ず、「AZ999」のような便名を覚えておくようにしましょう(最初の2文字のアルファベットが航空会社を表します。AZはアリタリア航空のこと)。
サチコ: Uh, ... I don't know. But I have an e-ticket.
Which flight?は「どの便ですか?」ということなので、本来は便名を答えたいところですが、わからなければ、Eチケットをプリントしたものを見せるのはよい手です。会話に自信がない場合は、最初からEチケットを出して見せるのもいいですね。
サチコ: One? 1時? でも、もう2時なのに!
in one hourは「1時に」ではなく「1時間後に」ということ。「~後に」を表すinは、旅行中はよく使われるので覚えておくといいでしょう。ここでは、係員が「1時間後にあちらに行ってください」と言っていますが、Transferでも、乗る便によってカウンターが分かれていたりするので、間違ったところに並んで時間をつぶしてしまわないよう、注意が必要です。
乗り継ぎカウンターでまず伝えるべきことは?
ゲートナンバーは直前まで決まらなかったり、変更になったりすることが。必ずボードでチェックしましょう |
サチコ: Hello. I'm a transfer passenger. My connecting flight is AZ886.
(ハロウ。アイマトランスファパセンヂャ。マイカネィティングフライティズAZ886/こんにちは。乗り継ぎ客なんですが。接続便はAZ886です)
係員:The transfer counter for AZ886 is just over there.
(ザトランスファカウンタフォAZ886イズヂャストウヴァゼア/AZ886の乗り継ぎカウンターはあちらになります)
サチコ:Can I get the boarding pass yet?
(キャナイゲトザボーディングパスィエト/もう搭乗券をもらえますか)
係員:No. It'll open in one hour.
(ノウ。イトルオウプンインワンナウア/いいえ。1時間後に開きます)
サチコ:OK. Thank you.
(オウケイ。サンキュー/わかりました。ありがとう)
transfer passenger(乗り継ぎ客)、connecting flight(接続便)といった語は、必ず使うといいわけではないのですが、知っておくと便利です。空港内のアナウンスではよく、"Transfer passengers on flight AZ886 ..."(AZ886にご登場される乗り継ぎのお客様は……)のように言っています。
なお、AZ886は「エーズィーエイトエイトシクス」と、1文字ずつ言えばOK。「エイトハンドレドアンド……」なんて言っていると、かえってわかってもらえないかもしれません。
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