トラベル英会話/飛行機・空港で使う英語

出入国カードで使う英語!出国時・入国審査や税関通過時の英会話

この記事では、出入国カードで使う英語の他にも手荷物受取所や税関での英語を紹介します。元気に出発した海外旅行も、現地の空港に降り立つと、ちょっと緊張したりしますよね。入国審査、手荷物受取所などをスムーズに通過するための英単語をチェックしておきましょう。

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

 

まずはpassport control(入国審査)に向かうこと

E/Dはembarkation(出国) / disembarkation(入国)の略。「出入国カード」を意味する

入国審査時に使う英語


飛行機を降りて空港の建物の中に入ると、まずpassport control(入国審査)に向かいますよね。ここで気をつけてほしいのは、transit(乗り継ぎ)やtransfer(乗り換え)のほうに行ってしまわないこと。出口に向かうほうには、たいていpassport controlまたはbaggage claim(手荷物受取所)という標識が出ています。

passport controlは、immigrationとも呼ばれます。ここではimmigration officer(係官)にパスポートとimmigration card(入国カード)を渡しましょう。immigration cardはE / D cardとも呼ばれ、着陸前に機内で配っているので、もらっておくといいですね。もちろん、降りてからもpassport control近くのカウンターで手に入れることができます。E/Dはembarkation(出国) / disembarkation(入国)の略で、つまり「出入国カード」ということです。
 

出入国カード(E/D card)で使う英語

出入国カードのような書類に「記入する」際にはfill in、またはfill outという言葉を使います。passport controlでは係官が、Fill in the form, please.(書類に記入してください)と声をかけているかもしれません。カードでは、例えば以下のようなことを記入します。
 
  • first name:名
  • surname / last name:姓
  • nationality:国籍
  • place and country of birth:出生地
  • date of expire:パスポートの有効期限
  • place of issue:パスポートの発行地
  • country of residence:居住国
  • last place/port of embarkation:出国地
  • occupation:職業
  • accommodation:宿泊先
  • address in XXXX:現地の住所

last place/port of embarkationは、例えば成田から飛行機に乗ってきたのであればNarita(またはTokyo)、ロンドンからパリへ飛行機で来たというような場合はLondonです。address in XXXX(現地の住所)は、「住むわけではないから住所はない」と思ってしまいそうですが、addressは「滞在先住所」という意味でも使うので、ホテルの住所を書いておけばOK。

このほか、religion(宗教)やmarital status(結婚暦=未婚か既婚か)といった項目が入っていることもありますが、わからないところは空欄のままで出してしまってもかまいません。どうしても記入する必要があれば、係官が聞いてくるはずなので、そのときに逆に意味を聞いてみましょう。入国審査でのやりとりは、「観光を英語で伝えるには?入国審査で聞かれる単語や使える例文」を参考にしてみてもらえればと思います。入国審査を無事に通り過ぎたら、次は手荷物受取所に向かいましょう。
 

手荷物受取所(luggage claim)で使う英語

入国審査を出たらほっとひと息、今度は荷物を引き取りに行きましょう。「手荷物受取所」は、英語ではluggage claimまたはbaggage claimと言います。luggage / baggageはスーツケースなどの「荷物」、claimは日本語の「クレーム」とは違い「要求、主張」といった意味で、「自分の荷物を要求して引き上げていくところ」といったイメージでしょうか。預けたときにもらう荷物預け入れ証は、claim tagといいます。

「荷物を取る」は、拾い上げるというイメージでpick up the luggage。「カート」はcartでOKですが、場合によってはtrolley 「トロリー」と呼ばれていることがあります。空港によってはカートが有料のこともあるので、要注意です!
 

税関(customs)で使う英語

baggage claimの次は、最後の難関であるcustoms(税関)です。たいていの空港で、declare(申告する)とnothing to declare(申告するものなし)のカウンターに分かれていて、declareは赤の窓口へ、nothing to declareは緑の窓口へ、といった区別があるようですね。

nothing declareの窓口には人がいないことも多いのですが、中には日本の成田空港のように、すべての人が係官とやりとりするようになっているところもあります。Anything to declare?(何か申告するものは?)と聞かれたら、Nothing.(何もありません)のように答えれば大丈夫です。

customsを通り抜けると、arrivals hall(到着ホール)に出ます。このエリアに出ると、いよいよ本格的に旅の始まりです! foreign exchange(外貨両替)ができる銀行は、たいていこのエリアにあります。taxi、shuttle bus、transportation(バス、地下鉄などの交通機関)といった標識を見て、自分の進むべき方向を探しましょう。tourist information(観光案内所)で地図やパンフレットをもらっておくのもいいですね。

international flights(国際線)からdomestic flights(国内線)に乗り換える人は、ここからdeparture hall(出発ホール)に進まなければいけないので、どうか気をつけてください。

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