税務署に行くのは時間的な制約があるので難しいが、パソコンの検索機能や簡単な入力作業だったら何とかこなせそう。このような人は、確定申告においては、もう立派な中級者といっていいでしょう。

納得してコツコツ仕上げていきたいなら?

確定申告書は見る人が見れば、昨年一年間、どのようなところから収入を得て、どのような家族状況で、どのような生活をしていたのかがわかってしまう書類です。税額計算をするまでの申告書上の数字の動きには、連動性があるものなのです。

したがって、「医療費控除があるとココがこう変わるんだ」だとか、「住宅ローン控除のローン残高って、こう申告書に影響するんだ」「扶養控除が増えると税額にはこう影響するんだね」など、一つひとつ確認してコツコツ仕上げていきたい人には、国税庁のホームページにあるダウンロードコーナーが便利です。インターネットに接続しているパソコンとプリンターが自宅にあれば、税務署に行かずとも申告書を入手できるからです。

ページ下部の「各種様式」という箇所に、確定申告書や明細書、届出書などをダウンロードできるページへのリンクがあります。必要に応じてダウンロードしてください。
国税庁のページでは、申告書だけでなく手引きなどもダウンロード可能

国税庁のページでは、申告書だけでなく手引きなどもダウンロード可能

記載例を確認しながら申告書を作成したいなら、申告書のみならず、「確定申告の手引き」などもついでにダウンロードしておきましょう。ただ全部プリントアウトするのではなく、自身に必要なところだけ、ページ指定機能などでプリントアウトするようにすれば、ちょっとしたペーパーレスやインクの節約にもつながります。

空いた時間にササっと済ませたいなら?

空いた時間にササっと確定申告を済ませたい人は、国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーに直接アクセスするのが便利です。

国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーと聞くと、中には「えっ?電子申告っていうこと?」と、いきなり身構えてしまう人もいますが、確定申告書等作成コーナーで申告書を作成し、申告書をプリントアウトし、書面で提出するという方法も選べるのです。

「手書きで書くほど自信も時間もない、でも電子申告で済ませるには不安だし、事前準備も面倒そう……」。そんな人にこそこの方法をオススメします。

どの申告書を使えばいいか、前もってわからなくても大丈夫

確定申告書等作成コーナーを利用すると、ほかにもメリットがあります。それは、「そもそも“何に書けばいいのかわからない”」という疑問を解消してくれるということです。

「医療費控除の申告がしたい」「住宅ローン控除の申告がしたい」「株やFXの取引があって、そもそも申告書の種類がわからない」など、自分の用途にしたがってクリックするだけで、申告書も自動選択してくれます。
、アンケート感覚で質問に答えていくことにより、自動的に申告書を選択してくれる

アンケート感覚で質問に答えていくことにより、自動的に申告書を選択してくれる

税務知識に多少なりとも自信があり、申告書の内容を一つつひとつ確認して仕上げたいなら申告書ダウンロードコーナーへ、パソコンの入力作業に苦手意識はないけれど、税務知識には若干の不安が残るなら確定申告書等作成コーナーへ、というのが判断基準となるでしょう。

そして、申告書ダウンロードコーナーを使用した人は確定申告書等作成コーナーで検算、確定申告書等作成コーナーで申告書をプリントアウトした人は「確定申告の手引き」などで、数値の一つひとつをぜひ検証してみてください。

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