夏酒の楽しみ方ミニ知識セミナー
(1)夏におすすめのお酒とは?梅酒もフルートグラスにソーダで割って注げばシャンパンスタイルでオシャレ。 |
日本酒であればフレッシュ感のある「生酒」「生貯」「生詰」などの「生」系。「しぼりたて」「発泡清酒」などもおすすめ。
焼酎であれば「泡盛」「黒糖焼酎」などトロピカル地域産のお酒。暑いところのお酒はおのずと身体を冷やす効果もあるのだ。味わいもすきっとキレがあり爽快感があって夏向き。さらに、なんと「焼酎」は夏の季語でもある。きりりとしたアルコールが暑さにダレた身体をしゃきっとさせてくれるから・・・だろう。
この他「しそ焼酎」や「トマト焼酎」など爽やかなうえに解毒作用があるお酒もおすすめ。
ビールなら白ビール。とくにベルギー産のホワイトビールはグレープフルーツのような爽やかさで超夏向き。生ならなお最高。
ワインなら、イタリアの「ランブルスコ」。赤でちょっと甘くて発泡している珍しいタイプ。氷をいれて飲んでもいい。
また、今年の夏におすすめしたいのは、なんといっても「梅酒」。日本酒ベースは優しいアルコール感がいいし、日本酒の甘味だけというタイプならベタつかずさらりと楽しめ、おおすすめ。身体に&美容にいいお酒。まさにいうことなしなのだ。
(2)夏に飲む時のスタイルは?
夏向きのお酒はボトルも美しい |
日本酒ならミントやライムを添えて爽やかに。キュウリの輪切りを添えてもハーブのような香りがプラスされて意外な風味で楽しめる。そのほか「小梅」「しそ」「すだち」「ゆず」をお好みでいれてみては・・・。
焼酎ならクラッシュアイスで。冷たさの演出とアルコールを弱めて優しい味にする効果が。カクテルなら緑茶や抹茶を入れて彩り鮮やかに。カテキンやビタミンCもプラスされ健康効果も倍増だ。わさび入りもイケル。できれば本わさびを・・・ね。
さらに最近注目の「金魚カクテル」は、焼酎水割りにしそと唐辛子を浮かべたもの。金魚鉢に見立てたグラスは風情があるし、しその香りと唐辛子のピリッとした刺激が結構あとを引く。
ビールカクテルならトマトジュースで割る「レッドアイ」がいい。
ワインもオン・ザ・ロックやソーダ割りでスカッとカジュアルにやろうじゃないか~♪
(3)夏にお燗?!
途中お席を回って大きな声では聞けない質問(どんな?!)をうかがう。 |
そんなときは温かいものがいい。そう、実は、夏にもお燗がいいんです。いや、夏こそお燗を飲むべきだ、と、私は言いたいっ。
お燗はアルコールがツンときて・・・という方、おすすめの飲み方があります。それは「やわらぎ燗」。日本酒8にお水2の割合で混ぜてお燗をするのだ。不思議と薄まらず、それでいて柔らかい口当たりが楽しめる。もちろん二日酔いしにくいところもうれしい。
もちろん、焼酎もお湯割りやお燗がいい。
コップや湯呑みでそのまま作るなら、お湯を先に入れて焼酎を入れるのが九州流。温かいお湯に常温の焼酎を入れるとコップの中で対流して自然に混ざるのと、香りがふわっと立つというのがその理由。
つめたいものをがぶ飲みすると胃が荒れます。胃が荒れると胃の働きが悪くなり消化が悪くなります。消化が悪くなると吸収も悪くなり栄養が取れなくなります。栄養が取れなくなると肌が荒れます。ね?冷たいものばかりは良くないんです。とくに女性はね。
夏こそお燗酒、おすすめしたいね~。
(4)夏のお酒を美味しくしてくれる器たち
東洋佐々木ガラスの泡盛グラスたち。すべて手造りで同じ色形はない。美しい色合いが涼しげ。 |
洋風だとクリスタルグラスだが、和風だと切り子がおすすめ。「薩摩切子」や「江戸切子」などがある。
東洋佐々木ガラスから発売されている「手造り“からから”」や「手造り泡盛盃」「手造り泡盛ストレート」など繊細で鮮やかなガラス酒器を実際にテーブルに並べてご覧いただいた。
また、竹の器や笹の葉など取り入れると涼しげで季節感もあって風情が出るよ。