寒い日は一日2回も食べる?!チュニジアのスタミナ卵料理
チュニジアの卵料理「ラブレビ」 |
地中海に面した国、イタリアのすぐ南に位置するチュニジアの卵料理といえば、日本では「ブリック」という三角形をしたいわゆるチュニジア版春巻き、あとはチュニジア版卵焼きともいえる「タジン」といったところではないでしょうか。
でも、チュニジアにはまだまだ卵料理はありますよ!ということで、今回はチュニジアでは人気があるけれど、日本ではまだあまり知られていない卵料理をご紹介します。
教えてくださったのは、武蔵小山のチュニジア料理店「イリッサ」の女性シェフ。彼女いわく、「この料理は、特に11月、12月、1月の寒い季節に人気があります。この時期だけは24時間営業の専門店もあるほどですよ。」
なぜ寒い季節に人気が?
それは、食べると身体が芯から温まって、なおかつスタミナがつくから、だとか。この料理は、男性はもちろん女性にも大人気の料理で、特にスタミナをつけたい人は、なんと一日2回も食べるそう。
種類は牛か羊の前足を長時間煮込んだものと、エビなどのシーフードの2種類が主。前者はこってりとした濃厚な味わいで、後者は胃にスルッとおさまる優しい味わい。各人気分や体調によって選ぶそうですが、男性はたいてい牛や羊の前足を煮込んだものを選ぶことが多いとか。確かに、ゼラチン質がトロ~リとけだして、食べると元気になりそうですものね。
でも、ぷるんぷるんのゼラチン質がお肌にもききそうだから、女性にもよさそうですけれどね・・・
肉系のラブレビもよいけれど、今回は手軽に作れる卵料理ということで、シーフードバージョンを教えていただきました。
胃に優しくてスタミナもつく「ラブレビ」は、朝食はもちろん、ちょっと食欲がないけれど、栄養のあるものを摂らなくては!というときには最適の料理。パン粥感覚でぜひいかがですか。
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