カヴァルマ:ブルガリアの代表的な煮込み料理料理に関しては、正直に言わせていただくと、「ソフィア」でブルガリア料理と銘打って出している料理は、あくまでも“ドンピエール風ブルガリア料理”だと感じた。もちろん、ブルガリアでもひとつの料理でいろいろな作り方があって、味もそれぞれだとおもうけれど、それを考慮しても、やっぱり違うかなと・・・。まだあまり知られていない国の食を、少しでも陽の目をみるように紹介している点では、素晴らしいとおもう。“ブルガリア風料理店”として捉えるのであれば、心から応援したい!でも、ここでブルガリア料理を初めて食べた方が、この店の評価だけでブルガリアの食を位置づけてしまうかもしれない、ということを考えると、一抹の不安に苛まれる。 ブルガリアの国民的なお酒は、後口が爽やか!ラキアセット。中央と右端にあるのがラキア。大きなボトルはコーラとファンタ(笑)と、不安要素もあるけれど、ぜひともおすすめしたいものもある。ブルガリアの蒸留酒「ラキア」と「ワイン」だ。特におすすめはラキア。ぶどう、すもも、いちじく、あんずなどから造られる、アルコール度40%以上もあるお酒で、ブルガリアではサラダと一緒に飲まれている。ブルガリアのお酒といったら、やっぱりコレでしょ!というくらい有名で、ブルガリアの男性はみんな大好き。味わいはまるで上質なグラッパのよう。日本ではほとんど知られていないけれど、もしバーで扱ったら、固定ファンがつくのではないだろうか?わたしは勝手にそうにらんでいる。さてさて、ブルガリア人はこのラキアどんなふうに飲んでいるのかというと、なななんと、コーラやファンタなどの炭酸飲料をチェイサーがわりに、氷をいれずにストレートで飲んでいるのである。これには驚いた。早速わたしもこの飲み方を試してみたのだが・・・言葉なし。(笑)正直、甘い炭酸飲料はわたしはいらないかなと。「ソフィア」にコーラがおいてあるかは確認しなかったけれど、もし興味のあるかたはトライしてみてください。このラキア。蒸留酒がお好きな方ならきっと気に入るのではないかと思う。個人的な好みで押しつけてしまうのはよくないけれど、ぜひお試しあれ!ブルガリアのワインもヨーロッパでは人気があるので、こちらもよかったら。ブルガリアのドライソーセージ(ウカンカというソーセージがあればこれがイチオシ。もしかしたら、日によって違う種類になっているかも)とチーズと一緒にどうぞ。ほうれん草のキュフテ:肉団子のヨーグルトソースかけ2006年4月24日。この「ソフィア」の開店を皮切りに、ブルガリア料理店が何店舗か増え、食だけではなく、日常的にブルガリアの人たちと触れあえる、異文化交流の場が生まれる日がくることを、心から願っている。そして、日本人にとっては、ブルガリアは未知の国ではない、そうおもっていただけたらこんなに嬉しいことはない。短い期間だったので、あまり大きなことは言えないが、ブルガリアの地へ少しでも足を踏みいれたものとして、ひとこと言わせていただきました。■「ソフィア」所在地:東京都港区東新橋1-8-2 カレッタ汐留B2FTEL:03-3571-0141営業時間:月~金 11:30~23:00(22:00LO) 土 11:00~23:00(22:00LO) 日 11:00~22:00(21:00LO)定休日:なし交通・アクセス:都営大江戸線 汐留駅 徒歩1分新交通ゆりかもめ 汐留駅 徒歩5分都営浅草線 新橋駅 徒歩5分JR線山手線 新橋駅 徒歩5分東京メトロ銀座線 新橋駅 徒歩8分 地図:Yahoo!地図情報HP:洋食ブルガリアンダイニング「SOFIA(ソフィア)」■代々木八幡 ヨーグルトバー「ヨーグルトサン」前のページへ123※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。