見所その4~大物ゲストが登場
特にライザ・ミネリの出演シーンは拍手モノ。夢のようです。
ライザ・ミネリをよく知らない人のためにフォローすると…あの「ストーンウォール事件」のきっかけとなったジュディ・ガーランドの娘であり、ブロードウェイのスターとして成功し、歌手のピーター・アレンと結婚しましたが、彼はゲイで、そのことを承知でつきあっていました(映画『キャバレー』を地で行くような私生活でした)。彼女はゲイたちにとって特別な存在(伝説的なゲイ・イコン)なのです。一時は引退も噂されていましたが(現在64歳)、奇跡的なカムバックを遂げ、このSATC2でスゴいパフォーマンスを見せています。
見所その5~結婚や出産を経験した女性たちへのエール
ミランダとシャーロットがホテルのバーでたまったウップンをはきだしあうシーンは本当に痛快です。「よくぞ言ってくれました!」という世界中の母親たちの拍手が聞こえてくるようでした。
これまでのSATCが「恋も仕事も素敵にこなす輝ける独身女性(とゲイ)への讃歌」だとすると、今回のSATC2は「結婚生活に迷いや悩みを持つ女性や子育てに奮闘するすべての女性(とゲイ)へのエール」だと思います。
ジェニファー・ハドソン&レオナ・ルイスの歌うエンディング曲を聴きながら、浜辺におしよせる波のように感動がひたひたと…。きっと最高に素敵な映画体験になるはずです。