ガイドの1押しシーン……不思議な絆
これは今回の披露宴で最もガイドの心に残ったシーンです。
左の赤い着物はもちろん直美さん。そして右の方はスコットさんのお母様方のおばあさま。素敵な紫のチャイナ服を着ていらっしゃいますが、よく見ると、お2人の左胸には、ほとんどそっくりな形の蝶の刺繍が施されているのです。そしてチャイナ服の右胸のお花は牡丹だと思われますが、直美さんの着物の膝上あたりにある蝶のすぐ上に、金糸だけで牡丹の花がかたどられています。
直美さんの着物は成人式の時のものだそうですから、もう10年近く前に選んでいたわけです。なんでしょうかねえ、この偶然……。牡丹と蝶というのはよくあるモチーフだとしても、同じ所に同じ形とは!
そして、かたくつながれたお2人の手……。
実は夫の祖母(3年前に他界)も、スイスでお披露目をした際、記念写真を撮る時にずっと私の手を握っていてくれたのです。そのことを思い出し、心から受け入れてもらえたようで嬉しかったあの時の気持ちも、昨日のことのようによみがえってきました。
私はこれまでスコットさんと直美さんを見てきて、お2人とも似たような家族環境で育ってきたことを感じ、引き合うご縁のようなものを感じてきたのですが、今回このシーンを見て、ご縁よりもっと深い絆のようなものを感じてしまいました。
終始穏やかなおばあさまの笑顔も、とても印象的でした。
結婚式といえば、注目は女性たちのファッション。特別編として「アメリカでの披露宴[3] ファッション拝見!」をまとめましたので、続けてご覧ください。
【関連ガイド記事】
今までの体験談シリーズ:
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.1>「インド人の夫の誠実さに感動」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.2>「大雑把さと素直さが彼女の魅力」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.3>「ワーホリと大雪がご縁を呼んだ?」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.4>「親戚の猛反対を乗り越えて」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.5>「不思議と気が合った韓国出身の彼」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.6>「ベトナムを描き続け居場所見つけた国際結婚」