国際結婚/国際結婚アーカイブ

ビザ申請(ガイドの場合) (2ページ目)

挙式はすんだものの、正式な結婚届けはまだどこにも出していません。カナダに戻っていよいよ結婚手続きとビザ申請が始まりますが……。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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日本への届け出

カナダの結婚証明書が届いたので、次は日本政府に届け出なければなりません。

まずバンクーバーの日本総領事館に行き、確認のため、何が必要か直接聞いてみました。この時、婚姻届書の下書き用の用紙をいただいたので、本番は間違えずに書くことができました。それと私の戸籍謄本、そして上記の結婚証明書を一緒に提出します。結婚証明書は日本語の訳文が必要ですが、本人の翻訳でもかまいません。翻訳者の署名・捺印は必要です。ちなみに届け出は、外国で挙式してから3カ月以内に行うこととされています。

届けを出したとき、これがそのまま私の本籍がある市役所に送られ、受理されて、新しい戸籍ができるのは約1カ月後と言われました。そのあと、戸籍謄本をとって、パスポートと一緒に領事館に持ってくれば、パスポートに婚姻のことを記載します、とのことでした。

これで晴れて日本でも婚姻成立。スイスに関してはすべて彼にまかせましたが、こちらもそう難しくはなく、バンクーバーのスイス領事館で滞りなく手続きができました。

どこにも記載がない「結婚記念日」

今までの記事でお気づきの方もいると思いますが、私たちが「結婚記念日」としている挙式の日は、実は公式書類のどこにも記載がないのです。

カナダの「結婚証明書」にはシビル・セレモニーの日付けが載っていますが、これはマリッジ・コミッショナーと私たちのスケジュールが合うということで決めた日。そして、日本領事館に結婚書類を提出に行ったのは、「じゃあ明日あたり行ってこよっかな~」と思って決めた日。「大安」などの“お日柄”はまったく考えていませんでした。結果、私が筆頭者となって独立した戸籍に記載されている日付けは、シビル・セレモニーの日と日本領事館に提出した日、そして市役所で受理された日です。

あとから考えて、結婚式の写真の日付け以外にどこにも記載がないのはちょっと寂しい気もしましたが、まあ仕方がないですね。でも、私たちの結婚記念日は結婚式を挙げた日ということで、私たち自身も両家の親族も認知しているので、それでいいのではないかと思っています。

何かの記念日や誕生日などに式を挙げ、それを戸籍にも残したいという方は、最初からそれを念頭に置いて届け出の計画をたてるといいと思いますよ。

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