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世界がCoolと絶賛!進化した地下足袋(2ページ目)

海外で“Cool!”“Oh! My God!”と絶賛される、進化した地下足袋。火付け役となったSOU・SOUの若林ディレクターにお話を伺いました。そこには、日本人が知らなかった秘密がいっぱい。カッコイイです。

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド

進化した地下足袋への反応

海外からのお客様に人気なのが「自力足袋 黒レザー(TA-I-RU)」(\18,800)外国人は黒や白などのモノトーンでシャープなものを好み、日本人は前ページ掲載の「KI-KU」のようなモダンな和柄や、丸いフォルムのものを好むそうです。
ガイド: こんにちは。先ほどから店内を拝見していますと、性別を問わずいろいろな年齢層の方がいらっしゃいますね。それぞれの反応もおもしろいです。

SOU・SOU 若林: そうでしょう。外国人は一目見て“Cool!”“Oh! My God!”と言って絶賛される方がほとんどですし、日本人の場合、先入観のない若者は、「かわいい!」「新鮮だ」と言って気に入ってくれます。中高年の方は、作業靴としてのイメージに縛られて戸惑うようですが、履いてみると気に入って、リピーターになる方が多いんです。


地下で履くから地下足袋!

ガイド:  そもそも、どうして地下足袋が生まれたのですか?

SOU・SOU若林: 地下足袋は炭鉱夫のための作業靴として生まれました。それまでわらじで作業していたのが、足袋にゴム底をつけたものが開発され人気に。地下で働く炭鉱夫が履く足袋だから「地下足袋」なんです。


先割れのメリットは?

しっかり大地を踏みしめて♪「こども地下足袋 MA-SU 色々」(\5,900)。17cm~21cmの1cm刻みです。
ガイド: 先が割れていることが最大の特徴ですが、どのような効果があるのですか? 

SOU・SOU 若林: 足も手と同じで、力を入れるときは親指と人差し指の間がポイントです。試しに手で何か握ってみてください。5本揃えて握るよりも、親指を割って握りこんだほうが力が入ります。足も同様で、先が割れていると力が入り、ふんばりがきいて作業もしやすいんです。歩きやすくて体に負担もかからないので、医者にすすめられたという腰痛の方や外反母趾の方も愛用してくださいます。 

ガイド: 特に外反母趾で悩む女性は多いので、朗報ですね。

SOU・SOU 若林: もともと甲高・幅広の日本人の足に合う木型ですし、綿なので通気性も良く、中で足が安定するから楽なんです。地下足袋は本来男性用でしたが、当社では17センチの子供用から女性サイズも作っています。昔では考えられなかった若い女性の愛好者がとても多いんです。

ガイド: 地下足袋は普通の靴としても優秀なんですね。でも、先割れしていない地下足袋も人気商品。これは新しく開発したのでしょうか? >>>
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