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私には役不足!?あなたの日本語常識チェック(4ページ目)

思わぬところで恥をかく日本語の誤用。「一姫二太郎」「敷居が高い」「役不足」「煮詰まる」など、意味を間違えやすい言葉を確認しておきましょう。

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド

【 煮詰まる 】

話し合いが「煮詰まる」って、良いこと?悪いこと?
「長時間の話し合いで煮詰まってしまったから、少し休憩して考えなおそう」 誤り×

(正しい意味) 議論や考えが出尽くし、結論の出る状態になること。
(誤った意味) これ以上どうしようもない、八方塞がりの状態になること。

料理用語で「煮えて水分がなくなる状態」が転じたもので、煮詰まることで味が染み、完成に近づいていく良い状態をさしています。


【 確信犯 】

「今まで気付かなかったなんてあり得ない話。あれは絶対に確信犯だと思う」 誤り×

(正しい意味) 政治的・思想的・宗教的などの信念に基づいて、自らの行為を正しいと信じて行われる行為・犯罪(またはそれを行う人)。もともと法律用語で、テロなどがその代表例。
(誤った意味) 悪いことと知りながら行われる行為・犯罪(またはそれを行う人)。

誤用のほうが一般的に浸透していますが、本来は誤り。例題の場合は「故意犯」が正解です。(しかし、一般的に「故意犯」を使いませんから、「故意」が適切でしょう)。


【 爆笑 】

「10人中1人でいいから、爆笑してくれないかなぁ」 誤り×

(正しい意味) 大勢が一斉に声をあげて笑うこと。
(誤った意味) 大声で笑うこと。

誤用が浸透していますが、本来はひとりだけにウケても爆笑とは言わないのです。


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