最強マシーン、角ハイボールタワー
これが最強マシーン、角ハイボールタワー |
実はこの、どこの店も香味にばらつきがなく、とても旨いっていうのには訳がある。
角ハイボールを謳った店には鉄人28号のような、筋肉マンのような愛嬌のあるスタイリングのハイボールタワーが存在する。レバーを引くだけですこぶるつきの旨さの角ハイボールが抽出される、かつてなかった最強ハイボールマシーンともいえるものだ。
普段わたしは機材なんかに関心を示すほうではないのだが、このハイボールタワーだけはえらく気になった。素直に旨い、といえるハイボールをつくれるマシーンとはどんなものだろう、とサントリーの開発担当者に直接話を伺いにいったほどだ。
かつてない冷温とガス圧の清涼感
高いガス圧で冴えた味わいの角ハイボール |
もちろんグラスに注いだ後に希釈熱が発生したりして1.2度よりも温度はいくらか上がるが、飲み手の前にサーブされた時点でもキーンと冷え、飲み頃温度は長く維持される。そしてガス圧の高さは、かつてないシュワシュワ感を生んでいる。見た目の清涼感と口中での爽やかさは、これまでの料飲店のハイボールでは体感できなかったものだ。
では次のページでハイボールタワーから生まれる香味の真髄を教えよう。角ハイボールが何故旨いのか。どうして食がすすむのか。
(次頁へつづく)