ランチ/新宿・四谷・都内その他のランチ

最上のネタを堪能! すし処面【大塚】(2ページ目)

行きつけにしたくなること請け合いの大塚にある寿司屋さん。まずはランチでその実力のほどを計ってみては? 天然モノしか使わないランチの握りが日常使いできるお値段なんです!

菜々山 いく子

執筆者:菜々山 いく子

ランチガイド

極上の「おち」を惜しみなく

私を魅了してやまないのが、上写真のおちいくら丼。「おち」とは中落ちのこと。近海物の生のマグロの横隔膜の身を丁寧にスプーンでこそぎ取ったものです。上質な「おち」がない時にはメニューに並ばない日もあるそう。脂が程よくのった「おち」からまずはいただいてみました。舌に乗せると、体温でとろりと溶けていく心地よさ。そして上品な甘さが口いっぱいに広がります。

ねっとり、とろけるイクラ。その正体は?

ひと口で2度楽しめるのがこの丼のいいところ。もうひとつの味覚はイクラの醤油漬けです。このイクラにも店主のこだわりが随所に感じられます。まず、使われるイクラは9~10月に穫れたものだけ。その理由とは……? 「今の時期のイクラは皮が固い。ウチでは9~10月にとれた、皮の薄いものしか使わないんだよ」(周嘉谷さん)。イクラのぷちんぷちんと弾ける食感もいいですが、その後どうしても皮が舌に残るのが気になります。こちらのものは、口に含むとねっとりと口に広がり、皮までも溶けていきました。そして、日本酒と醤油の熟れた風味が鼻から抜けていくのです。

この丼、さぞかしお高いんじゃ……? いえいえご心配なく。なんと900円なのです。
最上級の口福を得られること間違いなしです。

さて、江戸前寿司の楽しみと言えば”握り”も忘れてはいけませんよね。
次ページでは、ランチのお決まり握りをご紹介。
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