コクがあってクリーミーなスープ
こちらのお店では非加熱の食材を使い、さらに肉や魚、乳製品などの動物性食品を一切使用しないというこだわりを持っています。……とすると、想像力の乏しい私にはサラダしか思いつきませんが、
リビングフードランチ(1470円)は味も食感もバラエティに富んだものでした。
食事のはじまりには小さいカップで
シイタケのスープを。いただけてみると、シイタケの香りが口一杯に広がります。生のままのシイタケはこんなにも芳醇な香りがするのかとびっくり。そしてクリーミーな味わいです。これはカシューナッツなどの木の実をなめらかにミクシングすることで、コクや濃厚さを出しているのです。
食感や味わいもさまざまな6種のおかず
お次は色とりどりのおかずです。海藻、野菜、キノコと食材もさまざま。味わいや食感を変えて、最後まで飽きずに楽しんでもらえるようにと工夫をこらした品揃え。一皿目は……
左から
柿とひじきのくるみ和え・
大根の餃子・
大根とワカメの酢の物です。やはり、ここでも目を見張るのが木の実の使い方。中でも大根の餃子の餡はシイタケと松の実で作ったものなのに、なぜかお肉のような味がします。酢の物もりんご酢とメープルシロップで作った三杯酢であえたもの。フルーティな酸味とコクのある甘さが印象的でした。
二皿目は……
人参サラダ・
スタッフドマッシュルーム・
ツナサラダ。人参は歯触りよく細切りにし、カシューマヨネーズというカシューナッツから作られたマヨネーズで和えたもの。また生のマッシュルームに詰められているのはドライトマトと松の実の餡。ツナサラダと名前はついていますが、もちろん本物のツナではありません。アーモンドとひまわりの種で作ったツナもどき。じっくり味わわなければそれとは気付きません。
ひと味ちがうサラダ
サイドディッシュは酵素を失わないよう、特別に炊いた
酵素玄米ご飯、
天然酵母パン、
サラダの3種類から選べます。今回はとことん菜食にこだわり、選んだのはサラダ。契約農家やオーガニックショップから仕入れた野菜はキャベツを中心にベビーリーフやトマト、アルファルファなど一皿の中に食感や香りの違う野菜がたっぷり盛り込まれています。リビングフードでは、植物の新芽にはより多くの酵素が含まれていると考えられているので、スプラウトやアルファルファなどを使うことが多いのです。飽きのこないシイタケドレッシングで大量の生野菜もペロリといただけました。
これがリビングフードランチの全貌です。
でも、ちょっと物足りない……そんな方にはデザートもどうぞ!
次のページでご紹介します。