イタリアンメレンゲで作る「どら焼」
「どら焼」と「ふんわり蒸しどら」。 季節の味も含め、 10種類ほどが店頭に並ぶ。 |
ちなみにどら焼の皮は、卵白に熱いシロップを加えて泡立てる「イタリアンメレンゲ」で作るとのこと。コシが強いため、ふっくらと焼き上がるそうです。
「素などら焼」。 自家製の粒あんは、 風味があり、ふっくら。 |
そして季節限定のどら焼にも注目です。6月は梅餡入りの「梅どら」、夏は枝豆餡の「枝豆どら」、過去には「トマトどら」などユニークなものも登場したそうなので、見逃さないよう度々訪ねたいものです。
逸品! 「かりんとう饅頭」
「かりんとう饅頭」 土日限定の味。 ぜひ出来立てを楽しみたい。 芳ばしさが後を引く。 |
「かりんとう饅頭」の食欲をそそる芳ばしい香りが満ちた店内で、「続々と新作を作っています。」と嬉しそうに話す酒井氏を、「研究熱心」と表現しようとしたのですが何だかしっくりこない。そうだ、「とにかくお菓子作りが好きで好きで仕方がない」。そういうことなのだ、と一人納得しました。
今、私たちが口にする和菓子の多くは江戸時代に完成したとされます。新しい機材、色々な種類の食材がある現在。「新しいものができんでどうする」という気持ちもあるとのこと。同店のお菓子を口にするとき、高揚したような温かな気持ちに包まれるのは、酒井氏が楽しみ、ワクワクしながら作っているためなのかもしれません。
ちなみに「かりんとう饅頭」ですが、ひとくち食べて、私はその虜になりました。芳ばしさが深いのです。
お遍路さんのように「菓子遍路 一哲」
地元野菜「寺島茄子」の復活にちなむ 最中「なすがままに」。 小倉餡入りと、レモン風味の黄身餡入り |
現在も各地で和菓子講師を務める酒井氏ですが、月1回、店舗近くで一般の方々向けの和菓子教室を開催しています。20名ほどと参加人数は限られますが、ご興味のある方はぜひ店頭で尋ねてみてください。
<店データ>
■「菓子遍路 一哲」
本店所在地: 東京都墨田区東向島4-29-6 アラモード東向島1階
電話番号:03-6657-2962
FAX:03-6657-2963
営業時間: 10:00~19:00
定休日:水曜日
地図:Yahoo!地図情報
◇7月のお菓子教室開催概要(店頭でご予約ください。)
開催日;2010年7月25日(日)
時間;17:00~19:00
会費;1,000円
品目;「上生菓子」2種類(「あさがお」・「とんぼ」)、「みつ豆」
※各2個・計6個を指導のもと、各自で制作
定員;20名
場所;向島中学校・3階調理室(東向島駅より徒歩約5分)
持ち物;エプロン、薄いハンカチ(茶きん絞り用)
備考;男女年齢問わず参加可能。ただし、小学校3年生以下は保護者同伴。
◇予算一例:
「菓子弁当」毎月1日・11日・21日のみ販売。数量限定。価格は月ごとに異なる。
(ex;6月の竹皮の籠入り「菓子弁当」1折り980円)
(ex;7月の簡易箱入り「菓子弁当」1折り880円)
「素などら焼」「生どら焼」「こし生どら」「緑茶生どら」「ヨーグルトどら」各1個150円
「栗どら焼」「チーズどら焼」1個180円
「ふんわり蒸しどら」(紅茶・コーヒー・抹茶)各1個150円
「水ようかんプリン」1個180円(夏季限定)
「かりんとう饅頭」1個80円(土・日限定)
(以上税込)
【鶏卵素麺のお店】
「松屋菓子舗」鶏卵素麺の遥かな旅