(目次)
P1 「向じま 志”満ん草餅」
P2 看板商品の草餅「あんいり」と「あんなし」
P3 「さゝ餅」と「栗きんとんどら焼」など
生のよもぎで作る「草餅」創業以来の味
店構えに気取りはない。 常連客が朝から途切れない。 |
看板商品の草餅に使うよもぎは今では房州、青森、福島、伊豆などの産ということですが、4代目の鈴木健志さんによると草餅の製法は創業以来変わらず、生のよもぎを茹でて下処理し、上新粉に搗き込んで作ります。
「草餅」で感じる四季の移ろい
茹でて下処理をしたよもぎ アクが抜け、 粗い繊維も除かれている |
ちなみに一番人気があるのは、鮮やかな緑色で香りも充実し、よもぎの特徴が分かりやすくなる初夏とのことです。季節限定の「草柏」が登場する端午の節句の頃、一年中で最も多く草餅が売れるそうです。
鈴木さんによると、季節による草餅の違いを楽しむには夏と冬、春と秋など正反対の季節に1回ずつ食べてみるのがお勧めとのこと。ぜひお試しください。
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