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デザート、新茶尽くし!

4月末頃~5月中頃に収穫される、その年最初の新芽で製したお茶が、いわゆる新茶です。今年も、初夏らしい爽やかな、新茶尽くしのデザートをご紹介します。

原 亜樹子

執筆者:原 亜樹子

和菓子ガイド

新茶の季節がやってきました。立春から数えて88日目の「八十八夜」に摘み取られたお茶は無病息災の縁起物とも言われます。この前後に収穫される、その年最初の新芽で製したお茶が、いわゆる新茶です。今年も、冬の間に栄養をたっぷり蓄えた、新茶尽くしのデザートをご紹介します。

(目次)
P1 新茶メニュー2008年&2007年
P2 引き続き、新茶メニューと店舗情報

今年の新茶のデザート1品目

昨年のパフェ
昨年の「茶摘みパフェ」
添えられたのはりんごチップ
さて、今年は?
「源 吉兆庵 銀座店」の3階にある、カジュアルな甘味・割烹「松濤 粋(しょうとう すい)」。春には「桜」、今の時期には「新茶」など、季節の素材をたっぷり使った楽しい創作デザートが用意されます。今年は昨年と少し内容を変えた、3種類の新茶のデザートが登場します。

今年のパフェ
今年の「茶摘みパフェ」は
お茶尽くし!
~5月末頃限定
1品目は「茶摘みパフェ」。上から煎茶パウダーをふりかけた今年のパフェは、一目で「お茶尽くし」と分かる仕上がりです。ほろ苦い煎茶ゼリーと、新茶葉入りの餡のクリーム、抹茶アイスクリームを重ねています。

2品目は今年も「抹茶クリームみつ豆」

抹茶クリームみつ豆
大粒の黒豆が贅沢!
別添えの蜜は
黒蜜・黄金蜜のどちらか
続いての「抹茶クリームみつ豆」は、昨年と同じメニューです。濃厚な抹茶の寒天と新茶羊羹、抹茶白玉に抹茶アイスクリームと、こちらもお茶尽くし。別添えの蜜を控えめにすると、お茶の風味がより生きるようです。

「みつ豆」の「豆」というと、赤えんどう(豆)が多いのですが、ここで使用しているのは黒豆の甘煮。全体の味と色合いを引き締めてくれます。

次ページでは、引き続き、新茶メニューと店舗情報をご紹介します>>
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