四季折々の「上生菓子」
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とげぬき地蔵に因んだ 煉切の「地蔵尊」は 定番菓子 |
様々なお菓子が並ぶ中、一番力を入れているのは、やはり上生菓子とのこと。店頭に並ぶ15種類以上の上生菓子のうち、10種類以上が季節によって入れ替わるので、四季折々楽しめます。
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見本帖そのままの 「宮城野羹」 |
見本帖そのままのお菓子「宮城野羹(みやぎのかん)」。和三盆糖を使った上品な甘さの小豆羹の上には、通常の抹茶羹に替わり季節限定の柚子羹が重ねられていました。
歌枕「宮城野」の銘がついたお菓子を、どのような人がどのような時に口にしていたのか。遠い昔に思いを馳せながら頂きました。
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季節替わりの 「菜の花きんとん」 菜の花畑に舞う蝶 |
うらうらとした春の気配を感じる「菜の花きんとん」は季節替わりのきんとんです。ほのかな柚子の香りが、まだ冬だということを思い出させてくれました。
「そめい桜の道明寺」、「さくらもち」
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「そめい桜の道明寺」 桜の葉の塩漬けが 全体を引き締めます。 |
染井霊園の桜並木を通学路にしていた私にとって、この辺りは桜のイメージ。特に春先には、桜に因んだ甘味に引き寄せられます。
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「さくらもち」 春先の定番! |
今の季節、何はさておき桜餅。福島家では焼き皮の「さくらもち」と「そめい桜の道明寺」の2種類が作られています。桜の香りあふれる定番の美味しさです。
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「染井さくらあんみつ」 桜尽し |
器の中がほんのりピンク色に染まった「染井さくらあんみつ」。桜葉の塩漬けを刻み込んだ寒天に桜アイス、桜風味の蜜に桜葉と桜の花が添えられ、桜尽しです。