男性は甘いものが苦手というのは偏見のようで、お酒も甘いものも好きという男性は結構多いものです。ただ「男1人だと甘味処は入りづらい」とか。ビジネス街にもほど近い人形町の「甘味処 初音」は、老若男女を問わず落ち着いて寛げる雰囲気。そして何よりも、毎日石臼で搗く餅や自家製の餡から作られるあんみつやお雑煮の美味しさに惹きつけられます。

(目次)
P1 「甘味処 初音」
P2 「玉子ぞうに」と「杏あんみつ」
P3 「お持ち帰り」と店舗情報

「甘味処 初音」

甘味処 初音
「甘味処 初音」
(氷は9月一杯で終了)
歌舞伎や落語が好きだった初代が、歌舞伎に登場する「初音の鼓」に因んで名付けた「甘味処 初音」。天保8年(1837年)の創業以来、大震災や日比谷線開通時の一時立ち退きなどを経験しつつもその度に再建し、同じ場所で営業を続けてきた老舗です。

煎茶
茶釜の湯で
煎茶を
餅は毎朝石臼で搗き、餡は北海道産の厳選小豆を、寒天は伊豆諸島産の天草を、黒蜜は沖縄諸島産の黒糖を用いた自家製です。沖縄諸島産の黒糖の美味しさを語る7代目のおかみを前に、今まで器の底に残してきた黒蜜が頭をよぎり、惜しくなりました。

内装
店内のガラス面には、
鼓面のデザイン
私が「甘味処 初音」を訪ねるときは、男性を誘うこともしばしば。お雑煮や甘味が美味しいのはもちろん、粋な老舗でありながら、気取った雰囲気がないので男性でも居心地が良い、と喜ばれることが多いからです。