中華×中華という、既視感のないコンビネーション

●しじみの紹興酒漬け(700円)

まずは付き出し的な一品を。しじみのぷにっとした食感の中にある旨みが、紹興酒でより際立てられています。手でひとつずつ殻を剥きながらいただきましたが、その手までもがおいしく感じるくらい、じっくりと旨い。

●スペアリブの広東ロースト(1,100円)

イメージ的には中華版の西京漬け焼きといったところでしょうか。こちらも先ほどのしじみと同様、手でワイルドに。中まで染み込んだ調味料が豚の脂に溶け込み、その甘さの中にもキリッとした味付けが光っています。

●菱角(ひしのみ)のウニソースがけ(1,200円)

ひしのみを割るとホクホクの実が姿を現します。
ひしのみを割るとホクホクの実が姿を現します。
菱角(ひしのみ)とは、中国ではよく使われる、ヒシ科の植物の実です。時代劇などで忍者がよく使う「まきびし」、ご存知ですよね(なぜか、ウチにもあるんです)。あれも、元はこの実を撒いたものなのです。そんな風に使われるくらい固い殻には割りやすく切れ目が入っていて、そこから割ると中はでんぷん質の、ホクホクとした栗のような食感。ウニソースをかけると、それぞれ方向性の違う甘みがお互いを高め合うおいしさ。

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