中華でもおいしいデザート

●とろっと黒ゴマ団子(二ツ)(350円)
体にも良い黒ゴマを、デザートでも。
体にも良い黒ゴマを、デザートでも。
さて、麺で締めた後は、やはりデザートです。いわゆる創作中華ならともかく、こういった正統派の中華では、あまりデザートに期待しないことにしている僕ですが、ココは別。胡麻団子は中身が黒ゴマ団子のあんで、とろとろになった黒ゴマがしっかりとした甘さを持っていて満足度高し。

●マンゴープリンブリュレ(500円)
パリパリと表面を突き破っていただきます。
パリパリと表面を突き破っていただきます。
ボリュームたっぷりのブリュレ。映画「アメリ」のように、いまだにブリュレを割る瞬間にニヤリとしてしまうのは僕だけですかね? でも、パリッと焼き固められた表面の向こうに隠された美味しさにたどり着く時、どうしても幸せが込み上げてくるんです。マンゴーのブリュレとは珍しいですが、フルーツの甘みとカラメルの苦味の親和性が高く、意外なおいしさを発揮しています。

●くみ上げ、杏仁豆腐(500円)

ひとすくいずつ、丁寧に盛っていただきます。
ひとすくいずつ、丁寧に盛っていただきます。
さて、こちらのデザートも外すことができません。純白の杏仁豆腐を持ってきて、その場で洗面器くらいの桶からすくって入れてくれます。ただポンと出てくるよりも、ちょっと嬉しい演出ですね。まずはそのまま、淡さと同時に強さを持つ、上品な甘さを楽しみます。そして、途中からは山査子(サンザシ)のシロップをかけていただくと、その酸味でまた違った味わいに。すっきりとした甘さと酸味の両方が楽しめるデザートです。

創作中華ではない、突き詰めた本格中華

5月にいただいた、砂ずりの紹興酒ゼリーがけ
これは5月にいただいた、砂ずりの紹興酒ゼリーがけ
料理を食べていて感じるのが、「ありそうでなかった組み合わせ」。たとえば、砂肝にゼリーがかかっていると一瞬、創作的なイメージを受けますが、ゼリーの正体はうまみたっぷりの紹興酒。ハモには山ざしのソース、かえるにはサクランボのソースなど、あくまで「中華の素材×中華の素材」のコンビネーション技。「創作中華にはしたくない」とシェフが言うとおり、中華であることを突き詰めた本格中華がいただけます。中国での修業以外は独学で学んだことが多いとのことで、それがこの店の料理のオリジナリティを形作っているのでしょう。

時間がたつと花が咲いたように開く工藝茶。それに伴い、味も変化するのが楽しい中国茶です。
時間がたつと花が咲いたように開く工藝茶。それに伴い、味も変化するのが楽しい中国茶です。
また、このお店のもうひとつの特徴が飲み物の充実っぷり。紹興酒は年代・銘柄合わせて30種類以上(グラス500円~)を中心に、白酒や果実酒もそろいます。また、にこやかなシェフの奥様が勉強されているという、中国茶がまた面白い! ポピュラーなプーアル茶はもちろん、本当にマスカットの味がする鳳凰単そうや、ミルキーな金せん茶など、新しい喜びに出会えること間違いなしです。

料理はもちろん最上級においしい、料理の予算もひとり5,000円弱ほどとリーズナブル、シェフや奥様の持つやわらかい雰囲気も居心地が良く、欠点といえば予約を早めにしないといけないことくらい。自信を持っておすすめできる中華です。

<店データ>
お店の外観
■「酒中花 空心
所在地:大阪府大阪市西区新町1-21-2 1F
TEL:06-6532-7729
定休日:月曜、土・日曜のランチ
営業時間:昼 11:30~売り切れ次第終了
      夜 18:00~21:30(ラストオーダー)
交通・アクセス:地下鉄・四つ橋線 四ツ橋駅から徒歩7分
地図:Yahoo!地図情報
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