大阪グルメ/大阪の中華

酒中花 空心(大阪・新町)(3ページ目)

オープン以来、本格中華の牽引役として、大阪中華トップクラスの人気を誇る「空心」。あまり知られていない中国野菜や素材の組み合わせが面白い。紹興酒や中国茶など、豊富なドリンクメニューと共に楽しめます。

執筆者:渡部 功平

うまみたっぷり、豪快な一品料理

●はもと水なすの家常式炒め(2,000円)

中国語は不得手ですが、家常式=日常的な、くらいの意味らしいです。骨切りされたハモは、骨の間にうまみが詰まっていて、噛むとジュワッの幸福感! 水なすの爽やかな苦味が心地よく、辛味でまとめ上げた足し算の結果、それらが旨みとなって口に広がります。

●おこぜの豪快ぶつ切り甘酢がらめ(3,000円)

本当に豪快!なオコゼの身は、この厚み。
本当に豪快!なオコゼの身は、この厚み。
なぜ人はこうも厚さというのに悦びを感じるのか。ステーキしかり、魚介しかり。このおこぜも、驚きの肉厚さに、このボリューム。本当に「豪快」で、テンション上がります。カリッと爽快な歯ごたえに甘酢が絡むと、酸味と甘みがより際立ち、いっそう素晴らしい風味になります。

●有頭えびのエビみそチリソース(1,500円)

これはココに来たら必食の一品です! エビみそを使い、濃厚に仕上げたチリソースは、辛い・うまい・辛い・うまい! と繰り返してしまう極上品。海老は殻つきのままいったん焼き、その香ばしさと、殻から出る旨みをソースの中に溶け込ませた、こだわりの海老チリ。メニュー浮気性(いろいろ食べたい)の僕でも、これはココに来るたびにオーダーすること間違いなしの定番料理です。

●水なすの冷やし汁そば(1,000円)

そしてこちらが今回の驚きの品。涼しげな見た目にたがわず、キリッと冷えた冷麺。鶏ガラベースのスープがとにかく衝撃のおいしさ。鶏ガラや野菜の旨さが引き出され、なおかつ爽やか。気づけば、麺と具を食べきったにも関わらず、スープだけを飲んでいて、しかも飲み干してしまいました。

次ページでは、極上の中華デザートをご紹介。
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