泡の浮島がジュレに漂う
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カクテルグラスに盛り付けられて登場 |
第一の前菜は『生雲丹のジュレとカリフラワーのふわふわムース イル・フロッタント風』。空気をたっぷりと含んでふるふると震えるほど軽く柔らかなムースを、甲殻類のゆるいジュレで雲丹を固めた上に浮島(イル・フロッタント)のように置いたものである。
ムースに用いているエスプーマespumaとはスペイン語で「泡」の意味で、ペースト状の食品に亜酸化窒素(N2O)を吹き込んでを泡状にする器具。ベースとなる食品に粘性を加え泡立ちよくする「つなぎ」としてゼラチン、卵白、ジャガイモなどが使われる。
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『生雲丹のジュレとカリフラワーのふわふわムース イル・フロッタント風』 |
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シャサーニュ=モンラッシェ村の1級畑レ・シュヌヴォット 2001年(ミシェル・コラン=ドレジェ) |
ミシェル・コラン=ドレジェが造るシャサーニュ=モンラッシェ1級畑レ・シュヌヴォット。レ・シュヌヴォットは特級モンラッシェの西側近くに位置する10.9ヘクタールの平均樹齢が50年以上という畑。味わいはエレガントで洗練されたワインになる。このワインの味わいには、トースト香、熟れた柑橘系、ほのかな蜂蜜の香りとシャープな酸があり、スッキリと若々しい中にもエレガントなバランスを感じさせる。ウニやカリフラワーの香りや旨味を洗い流しつつ、酸味やコクでシャンパーニュよりも後味を清々しくまとめてくれる。