パリの雰囲気をそのままに

飲食店の区分として「ビストロ」や「ブラッスリー」というカテゴリーは、フランス人にとって「カジュアルレストラン」「ビヤホール」というような感じである。日本にもこの名を冠するフランス料理店は多いが、しばしば堅苦しくて高級なレストランである。「テーブルにきちんとクロスをかけて、片手を後ろに回してうやうやしくワインを注いだり。ビストロだったらそういうのは無くてもいいでしょう」と日本語で言い切るのはル・プレヴェール代表取締役ピエール・ボードリ氏。

マーク・ドゥラクルセル氏(左)とピエール・ボードリ氏

日本に長く住むボードリ氏がパリに行った時にはいつも通っていたのが、本店のビストロ『ル・プレヴェール』。経営者のドゥラクルセル兄弟は、兄のフィリップが料理、弟のマークがワインを担当して人気となり、最近では予約を取るのが難しいビストロとして知られる。ひょんなことから、ボードリ氏がドゥラクルセル兄弟と共同経営で原宿と表参道の中間あたりにあるGYRE(ジャイル)というビルに昨年11月、東京店を出すことになったのである。

まるでフランスのような店内>>