採点用紙を返して!

銘柄を明かさない「ブラインド」で試飲されたワインの採点結果が集計発表されると、カリフォルニアがフランスより上位に入っている。……フランス人審査員たちの間に動揺が走る! やり直しを求める者、採点用紙を返すよう求める者。この場を唯一取材していたアメリカの『タイム』誌は、パリで行なわれたこの比較試飲を『パリスの審判』と題した記事で報じ、世界中に「カリフォルニアワインがフランスワインに勝った!!」という一大センセーションを起こしたのだった。

セミナーでパリ対決の様子を語るスパリュア氏

この「パリ対決」を1976年に行なったのがワイン評論家のスティーヴン・スパリュア氏である。彼は英国のワイン専門誌『デカンタ』編集顧問を務めるほか、ワインコンクール『ジャパン・ワイン・チャレンジ』審査委員長、シンガポール航空のワインコンサルタントなどを務める。彼が創立したワインスクール『アカデミー・デュ・ヴァン』の創立20周年記念セミナーとディナーが、名誉校長のスパリュア氏を迎えて催された。その様子をお知らせしよう。

今日の「審判」とは?>>